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【F1開幕戦オーストラリアGP決勝】ジョージ ラッセルが優勝!メルセデスが1–2フィニッシュを達成!

2026年3月9日

完璧なシーズンスタートとなったメルセデス。ジョージ ラッセル(George Russell)がオーストラリアGPを制し、チームメイトのキミ アントネッリ(Andrea Kimi Antonelli)が2位に入り、ワンツーフィニッシュを達成した。フェラーリのシャルル ルクレール(Charles Leclerc)が3位で表彰台に立った。

電動パワーを50%取り入れた新しい時代のF1は、どこか見慣れた光景で幕を開けた。ハイブリッド時代初期に支配的だったメルセデスAMG ペトロナス フォーミュラワンチーム(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)が、再び最高峰カテゴリーの頂点に立ったのだ。オーストラリアで行われた開幕戦では、メルセデスが圧倒的な強さでワンツーフィニッシュを達成。ジョージ ラッセルがメルボルンで優勝し、キミ アントネッリが2位で続いた。フェラーリのシャルル ルクレールが3位、そしてルイス ハミルトンが4位でフィニッシュした。

「このマシンも、このエンジンも気に入っている」とジョージ ラッセルはチームラジオで歓喜の声を上げ「序盤は本当に激しい戦いだった。でも最後に自分が前にいられてよかった」と続けた。

メルセデスのチーム代表であるトト ウォルフ(Toto Wolff)も、新レギュレーションの効果を評価している。「単なる見せかけだと言っていた人たちは、間違っていたことが証明された」と彼は語った。そして「最終的には戦略が我々の勝因になった」と。

スタートでフェラーリが驚きの展開

レース序盤はフェラーリの快挙になるかに見えた。高回転型ターボの効果もあり、シャルル ルクレールは完璧なスタートを決め、4番手スタートから一気にトップへ浮上。2台のメルセデスを抜き去った。ルイス ハミルトンも好スタートを切り、7番手からすぐにポジションを上げて3番手まで浮上した。

高回転型ターボのおかげで、シャルル ルクレールは完璧なスタートを決めた。
Photo:Red Bull Content Pool

レース序盤の数周では、シャルル ルクレールとジョージ ラッセルが首位をめぐって激しい攻防を展開。ポジションは何度も入れ替わった。従来のような典型的なブレーキング勝負は見られなかったものの、追加された電動パワーを活かしたアタックにより、これまでとは異なる形の、しかし見応えのあるバトルが繰り広げられた。

Sky Sports F1の解説者で元F1ドライバーのラルフ シューマッハ(Ralf Schumacher)も、この展開に驚きを隠さない。「こんな光景は、これまでのF1では見た記憶がない。以前は接近することはできても、追い抜くことはできなかった。だが今は違う。観ている側にとってもかなりエキサイティングだ」と話した。

「メルセデスには、まだ改善の余地があると思う」とラルフ シューマッハは語る。さらに「それでも最終的には、ほとんど余裕の勝利だった」と。

その後、アイザック ハジャー(Isack Hadjar)のパワーユニットトラブルによりバーチャルセーフティカー(VSC)が導入され、このタイミングが結果的にレースの分岐点となった。メルセデスAMG F1は即座に対応し、2台のマシンを同時にピットへ呼び込んでダブルピットストップを実施。この戦略が“シルバーアロー”に残りのレースで決定的なアドバンテージをもたらした。

その後、ラッセルはレースを完全にコントロールし、余裕のある展開でチェッカーを受けた。

一方、マックス フェルスタッペン(Max Verstappen)は被害を最小限に抑えようと奮闘した。予選でのクラッシュにより、4度の世界王者は20番手からのスタートとなったが、レースでは追い上げを見せて6位まで浮上。しかし5位に入ったマクラーレンのランド ノリス(Lando Norris)を攻略することはできなかった。

アウディ、デビュー戦でポイント獲得

アウディ(Audi)にとっても好結果となった。予選で好パフォーマンスを見せた新しいワークスチームは、参戦初レースでいきなりポイントを獲得。ガブリエル ボルトレート(Gabriel Bortoleto)が9位でフィニッシュした。

しかしチームメイトのニコ ヒュルケンベルグ(Nico Hülkenberg)は不運に見舞われる。彼のアウディはスターティンググリッドへ向かう途中でマシントラブルに見舞われ、レース開始前にリタイアが決定してしまった。 「グリッドに向かう途中でテレメトリーデータを失ってしまった」とアウディのチーム代表ジョナサン ウィートリー(Jonathan Wheatley)は説明する。さらに「ある時点で、まだレースを走っているもう1台のマシンに集中せざるを得なかった」と続けた。

予選で好結果を出したアウディは、デビュー戦でいきなりポイントを獲得した。
Photo:Audi

また、オスカー ピアストリ(Oscar Piastri)にとって母国グランプリは、始まりも終わりも苦いものとなった。オーストラリア人ドライバーはスターティンググリッドへ向かう周回中にマクラーレンのコントロールを失い、後ろ向きのままバリアにクラッシュしてしまう。「突然、予期しないエネルギーの急増が起きた」と地元の英雄はレース後、落胆した様子で説明した。

ピアストリとヒュルケンベルグのほか、フェルナンド アロンソ(Fernando Alonso)とランス ストロール(Lance Stroll)のアストンマーティンF1(Aston Martin F1 Team)勢2台、さらにキャデラックのバルテリ ボッタス(Valtteri Bottas)もリタイアとなった。 チームメイトのセルジオ ペレス(Sergio Pérez)はもう1台のキャデラックを最下位で完走させている。

2026年F1開幕戦オーストラリアGP決勝結果(10位)まで
1位 G.ラッセル(イギリス)-メルセデス 01:22.670hr
2位 A.アントネッリ(イタリア)-メルセデス +2.974秒
3位C.ルクレール(モナコ)-フェラーリ +15.519秒
4位 L.ハミルトン(イギリス)-フェラーリ +16.143秒
5位 L.ノリス(イギリス)-マクラーレン +51.741秒
6位 M.フェルスタッペン(オランダ)-レッドブルレーシング +54.617秒
7位 O.ベアマン(イギリス)-ハース +1 ラップ
8位 A.リンドブラッド(イギリス)-レーシングブルズ +1 ラップ
9位 G.ボルトレート(ブラジル)-アウディ +1 ラップ
10位 P.ガスリー(フランス)-アルピーヌ +1 ラップ

Text:Bianca Garloff