ZFとBMW、次世代駆動技術に向けた契約を締結 8速ATの継続開発で電動化時代の柔軟性と計画安定性を確保
2026年2月9日
ZFフリードリヒスハーフェンAGとBMW AGは、乗用車向け駆動システム分野における長期供給契約を締結した。契約の中核となるのは、実績ある8速オートマチックトランスミッション(8速AT)の供給および継続的な開発で、契約総額は数十億ユーロ規模、契約期間は2030年代後半まで及ぶ。
本契約により、両社は将来のオープンテクノロジー戦略および低排出モビリティに向けた強固な基盤を構築する。ZFの8速ATは、内燃機関、ハイブリッド、電動化を含む多様な駆動コンセプトに対応可能な高い技術的柔軟性を備えており、BMWの商品計画における安定性確保にも寄与する。
BMWと共に、革新性、効率性、持続可能性に向けた明確なメッセージを発信している。本契約は、8速ATが駆動システム変革における戦略的中核技術であることを示すものだ。
ZF CEO マティアス ミードライヒ
パートナーシップの一環として、8速ATのモジュラーキットは今後も継続的に進化する。ZFは、将来の駆動コンセプトの要求に応えるため、性能、効率、長期的な実用性を高次元で両立したトランスミッションの提供を目指す。
今回の契約は、技術進化における長期的な計画の重要性を示している。両社に明確性と安定性をもたらし、次世代トランスミッションシステムを効率性と性能の両面で最適化することが可能になる。
ZF電動ドライブ技術部門責任者 セバスチャン シュミット
ZFは本契約を通じて、システムサプライヤーとしての地位をさらに強化。BMWとの緊密な協業により、急速に変化する市場環境におけるリスクを低減し、低排出モビリティ実現に向けた取り組みを加速させていく。
ZFについて
ZFは、乗用車、商用車、産業機械向けに高度なモビリティ製品およびシステムを提供するグローバルテクノロジー企業である。主な顧客は自動車メーカー、モビリティサービスプロバイダー、交通・モビリティ分野のスタートアップ企業など多岐にわたる。同社は車両電動化を重要戦略に位置付け、排出ガス削減、気候保護、安全なモビリティの実現に貢献している。自動車分野に加え、建設機械、農業機械、風力発電、船舶用推進装置、鉄道駆動システム、試験システムなど幅広い市場に対応する。ZFは世界30か国に161の生産拠点を展開し、約16万1,600人の従業員を擁する。2024年度の売上高は414億ユーロを記録しており、モビリティ分野における世界有数のサプライヤーとして確固たる地位を築いている。
Text:アウトビルトジャパン
Photo:ゼット・エフ・ジャパン

