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F1のシークレットテスト 新シーズン用F1マシンの初走行テストでメルセデスが700kmの耐久走行で衝撃を与える!

2026年1月30日

F1バルセロナテスト。メルセデスが初日から強烈な印象を残す。

フォーミュラ1が再び走り出した―少なくとも部分的にだ。月曜日、バルセロナでウインターテストが始まった。テストは非公開で実施されているものの、すでにいくつかの傾向が見え始めている。その一つが、メルセデスが仕上がっているという事実だ。

このテスト形式そのものが政治的な問題でもある。公式には、新世代F1マシン―完全に再設計されたハイブリッドエンジンと約500馬力の電動パワーを備える―の初期トラブルを、ファンやメディアの目にさらすことなく、スペインでの最初の5日間を使って静かに解消するためだと説明されている。失火するマシンをすぐに見られてしまう事態を避けるためである。

フォトグラファーは退場、タイミング計測は停止

しかし、正午以降にカタルーニャ サーキットからフォトグラファーが追い出され、ライブタイミングが突然停止された背景には、新時代F1の最初の公式テストを約束されているバーレーン王国との合意があると見られている。ライブ映像や詳細情報が再び公開されるのはバーレーンのみだ。それまでは、チームでさえ投稿できる写真や動画の数と内容が厳しく制限されている。バルセロナはあくまで“秘密のシェイクダウン”という位置付けである。

スポーティングな観点から見ると、今回のテスト初日は2024年のウインターテストの再来を思わせる。当時も新ハイブリッドエンジンを搭載したメルセデスが、初日から時計仕掛けのように周回を重ねた。そして今日も同様だった。特に午前のセッションでは、シルバーアローほど自信に満ちたスタートを切ったチームはなかった。シュトゥットガルトのワークスチームによれば、151周を走破し、走行距離は700km超に達したという。ラップタイムも非常に優秀だった。完璧なスタートである。

メルセデスは最初から説得力のある走りを見せた。
Photo:Steve Etherington / Mercedes

アンドレア キミ アントネッリはこう語る。「良い初日だった。テクノロジーは新しく、学ぶことは多いが、パッケージはしっかりしていると感じる」。ジョージ ラッセルも満足げだ。「クルマは見た目が素晴らしく、運転していて楽しい。新レギュレーションで多くが変わったが、慣れてくるとドライビングフィールは非常に直感的だ」。

レッドブル フォードが最速タイム

新人アイザック ハジャーを擁するレッドブルも、好調な滑り出しを見せた。今回初めて自社開発されたレッドブル フォードの新エンジンは、どうやら順調に作動したようだ。ただし、チーム関係者によれば、ドライバビリティの面ではまだ改善の余地があるという。それでも非公式ながら、フランス人ドライバーのアイザック ハジャーがトップタイムを記録し、合計107周を走ったとされている。

アイザック ハジャーの総括はこうだ。「正直なところ、予想以上に多くの周回をこなせた。全体の流れもとてもスムーズだった。自分たちのエンジンで迎える初日としては、かなり印象的だ」。

「基本的に、このクルマは2025年のレースカーよりも挙動が予測しやすい」とパリ出身のハジャーは説明する。「より自由に扱える。もちろん、操作系は以前よりはるかに複雑だが、すでにパワーユニットのさまざまな設定を試している。とても興味深い」。

フェラーリは戦略的に月曜日のテストをスキップし、現世界王者のマクラーレンも同様に、3日間のテストを後半に温存している。アストンマーティンは、より深刻な問題を抱えているようで、木曜日からテストに参加すると発表した。これにより、エイドリアン ニューウェイのチームは、スペインで少なくとも1日分のテストを失うことになる。

予想通り、新規参入のアウディとキャデラックは慎重なスタートを切った。インゴルシュタットのメーカーであるアウディは、3回出された赤旗のうち1回を誘発した。原因は不明だ。ステアリングを握ったのは、アウディがブラジル人のガブリエル ボルトレート、キャデラックがフィンランド人のバルテリ ボッタスだった。アウディは後に、R26に技術的な問題が発生し、午後の走行を継続できなかったことを認めている。それでもボルトレートは「正しい方向に進んでいる」と語った。

Skyの解説者ラルフ シューマッハの初見は次の通りだ。「メルセデスは非常に強そうだ。ワークスチームとマックス・フェルスタッペンによる一騎打ちになると見ている」。

非公式タイムテーブル2026年バルセロナF1テスト初日
1.ハジャー(レッドブル) – 1.18.452
2.ラッセル(メルセデス) – 1.18.696
3.コラピント(アルピーヌ) – 1.20.189
4.アントネッリ(メルセデス) – 1.20.700
5.ローソン(レーシングブルズ) – 1.21.513
6.オコン(ハース) – 1.22.920
7.ボッタス(キャデラック) – 1.24.651
8.ボルトレート(アウディ) – 1.25.296

Text: Bianca Garloff
Photo: Steve Etherington / Mercedes