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あの「ラーダ ニーヴァ」が レトロルックで2024年に帰ってくる!

2021年1月22日

ロシア(ソ連)製の名車(?)、あの「ラーダ ニーヴァ」の後継モデルがついに開発される。その公式発表!ラーダがレトロスタイルを身にまとった新型ニーヴァを2024年に市場に投入する。現時点での全情報をお届け。

40年以上の生産期間を経て、ニーヴァは後継モデルを手に入れる。ラーダはその最初のデザインスケッチを公開した。

ルノーグループの新戦略の一環として、ラーダ(ルノーグループの一ブランド)も精力的にリニューアルされている。ラーダは2025年までに4つの全く新しいモデルを発売したいと計画していて、研究開発を始めている。そのうちの1台は、本物のセンセーションとなるはずだ。40年以上の生産期間を経て、伝説の「ニーヴァ」の後継モデルが登場するからだ。詳細についはまだ情報は少ないものの、そのデザインスケッチを見る限り、なかなかスタイリッシュであり、登場が大いに期待される。

市場デビューは2024年を予定

コンセプトでは、多くのディテールにオリジナルへのオマージュが感じられる。フレアのついたボンネットの側面にはターンシグナルが内蔵され、プラスチック製のクラッディング(外装)やCピラーのエアベントなど、オリジナルを彷彿とさせるデザインとなっている。同時に、このスケッチからは完全に現代的に見え、小型のフォード ブロンコのようにも見える。確かなのは、次期型のニーヴァは、新しいCMF-Bプラットフォームをベースに開発され、より密接にルノーグループに統合されるということだ。先代からのオフロード性能は確実に継承されるだろう。
エンジン面では、ルノーの内燃機関が使用される可能性が高く、マイルドな電動化が行われる可能性もある。初代ニーヴァが並行して作られ続ける可能性は極めて低い。市場投入は2024年を予定されている。

1977年に誕生したロシア(ソ連)製フルタイム4×4「ラーダ ニーヴァ」。

日本でもごく一部の熱狂的ファンから支持されているラーダ ニーヴァ、本国での名称「ジグリ」がいよいよフルモデルチェンジされるらしい。どういうパワーユニットなのか、とか詳細はまだ不明だが、気になったポイントは2つ。ひとつはラーダがいつのまにかルノーグループだったという事実で(つまり日産とも兄弟関係)、そんな交渉事が水面下で行われていたとはちょっと驚いた。もう一つはデビューが2024年と結構先だったことで、その頃にどんな世の中になっているかなどは誰にも予想できないし、本当にその時にちゃんとデビューできるものなのかどうか、心配してもしょうがないとはいえ、やはりそのころの地球にちゃんとデビューできるのかどうか気にはなってしまう。

とはいってもさすがに上の写真を見てもわかるように、ラーダ ニーヴァは古色蒼然とした時代遅れの自動車であることは否定できない事実である。ラーダ ニーヴァを実際に運転した人によれば、「もう現在ではお話にならないほどのレベルの車で、軽い気持ちで購入することは絶対にやめて欲しい」ような、ハードウェアの自動車とのこと。ルノーのテクノロジー(ということはキャプチャーか何かの兄弟車として)で、形と名前だけでもラーダ ニーヴァがフルモデルチェンジしたら楽しいな、と楽観的に4年後を待っていたい。

Text: Moritz Doka
加筆: 大林晃平
Photo: Lada