鍛造と鋳造、その最前線 Part.2 RAYSの人気ホイール「HOMURA 2×9R」と「VMF S-01」をクラウンスポーツで検証する
2026年1月29日
ランドクルーザー250、クラウンスポーツ、ヴェルファイアというキャラクターの異なる3台に、計6種類のRAYSホイールを装着。それぞれが引き出す個性と完成度を検証した。第二弾はクラウンスポーツに2種類のホイールを装着した。
世界トップレベルのホイールメーカーとして確固たる地位を築くRAYS。そのラインアップは、単なるデザイン提案に留まらず、車格・用途・パフォーマンスなどすべてに最適化された“機能美”の集合体だ。
今回はトヨタ クラウンスポーツ(TOYOTA CROWN SPORT)にRAYS(レイズ)のホイール「HOMURA 2×9R」と「VMF S-01」を装着して検証する。
クラウンスポーツ × 都市型SUVに求められる美意識
■ HOMURA 2×9R
HOMURA 2×9Rは、HOMURAシリーズの中でも立体感と抑揚を強く意識したデザインが特徴のトレンドセッター的存在。フローフォーミング製法を採用することで、鋳造ながら軽量性と強度を両立。視覚的な存在感に加え、走行時の軽快感にも貢献する設計となっている。

9交点メッシュが生み出す陰影は、クラウンスポーツの流麗なボディラインと共鳴し、足元に奥行きある表情を与える。


9本あるリム先端部分の内側だけに施された2×9R独自のデザイン処理が立体的にホイールを魅せる。Photo:RAYS
圧倒的な美しさを誇るRAYSの鋳造シリーズだが、それはRAYS独自の「TAF工法」や「RCFスピニング工法」などの鋳造技術によってデザイン、精度、軽量化、剛性が高い次元で結実されている。さらに、優れた解析技術「RMF解析」が生産性、品質の向上へと導いている。
■ VMF S-01
VMF S-01は、RAYSが提案する鍛造ホイールの新たな方向性を示すモデルである。鍛造ならではの高精度と強度をベースに、抑制の効いたY字スポークデザインを採用。過度な主張を避けながらも、足元の質感を確実に引き上げる。クラウンスポーツが持つプレミアム性と走りの質を、自然な形で底上げする一本だ。


フラットで太いリムが力強く鍛造であることをアピールするが、その一方でスポークは薄く仕上げられている。そのコントラストが野暮ったく見えず、むしろ軽さをイメージさせるのだから面白い。

RAYSが生み出す、ずば抜けた性能の鍛造ホイールは、RAYSの高い技術力に裏付けられている。進化をとどめない高い品質は、デザイン、設計、解析技術といったソフト面と、優れた製造機器のハード面が両立していることを如実に表している。RAYSの優れた鍛造工法は、取得された特許の数の多さからも、独自性、技術の高さがうかがえる。
RAYSのホイールは「どれを選ぶか」ではなく、「どの個性を引き出すか」という選択だ。クラウンスポーツに装着して確認した2つのモデルは、その答えを視覚的にも、走りでも雄弁に物語っている。
RAYS公式サイト:https://www.rayswheels.co.jp/
HOMURA 2×9R:https://www.rayswheels.co.jp/products/brand/detail/299
VMF S-01:https://www.rayswheels.co.jp/products/brand/detail/252
Text:アウトビルトジャパン
Photo:Shinichi Tsutsumi

