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出展社、入場者ともに増えた「釣りフェス2026」 釣りを軸に広がるアウトドアライフとクルマの関係

2026年1月25日

去る2026年1月16日(金)~18日(日)にパシフィコ横浜で開催された「釣りフェス2026」は、入場者数37,846人、前年比105.99%を記録し、アウトドアアクティビティとしての釣りが着実に裾野を広げていることを示した。

キャンプやトレッキングと同様、釣りが自然と向き合う日常的な選択肢として定着しつつあることが、会場の空気からも伝わってくる。

最新のフィッシングタックルが目白押し。
ハンドクラフトのマニアックなアイテムをたくさん見ることができる。

会場には最新のロッドやリール、ルアーに加え、フィールドでの快適性を高めるウェアやギアが並び、釣りが「点」ではなく「一日の体験」として捉えられていることが明確だった。

フィッシングタックルの数々を体験できるのが「釣りフェス」のいいところ。

ファミリー層や初心者の来場も多く、釣りがアウトドア入門として機能している現状を映し出す。

日産のブースでは快適に釣りに行ける「キャラバン」のカスタムカーが展示されていた。

こうした流れの中で、日産の出展は象徴的な存在だった。釣りは都市部から自然へと移動して成立するアクティビティであり、クルマは欠かせない装備のひとつだ。

サスペンションのカヤバが釣り(アウトドア)のために仕立てた「フィアット デュカト」を展示。もちろん、カヤバのダンパーが装備され快適な走行を実現している。
軽自動車に入るボートをはじめ、釣行に便利な自動車用アイテムが多く展示されていた。

釣行前の準備、道具の積載、現地での拠点としての使い勝手など、クルマの性能やパッケージングは釣り体験の質を左右する。日産の展示は、釣りを単独の趣味としてではなく、移動を含めたアウトドアライフの一部として捉える視点を提示していた。

一方で、最先端のスタイルと並行して、ヘラブナ釣りに代表される日本古来の釣り文化を大切にする空気も確かに存在していた。

軽量化がフィッシングタックルの性能を上げることで“快適な釣り”を実現する。自動車にも通じるところがある。
釣りには不可欠な針と糸も日進月歩だ。
おしゃれなアパレルもたくさん。

自然との距離感、道具への向き合い方、時間をかけて楽しむ釣りは、効率やスピードが重視されがちな現代アウトドアとは異なる価値観を示す。こうした伝統的な釣りが継承されていることも、日本のアウトドア文化の強みだ。

フードスペースは終日多くの人でにぎわっていた。

釣りフェス2026は、釣りを通じてアウトドアとクルマ、そして文化を結びつける場となった。自然へ向かう手段としてのクルマと、自然の中で過ごす時間の豊かさ。その両立こそが、これからのアウトドアライフの鍵であり、釣りフェスはその方向性を静かに示している。

Text&Photo:アウトビルトジャパン