280馬力のアバルト これまでで最もパワフルなアバルト「アバルト600e」に関するすべての情報!
2026年1月10日
アバルト600e(Abarth 600e):アバルト 600eは、これまでで最もパワフルなアバルトだ。モデルに関するすべての情報。
アバルトは内燃エンジンを廃止し、現在は電気駆動のフィアットモデルのみを取り扱っている。現在、「500e」と「600e」のシリーズがある。トリノのチューナーは、後者に大幅なパワーアップとよりスポーティな外観を施した。「アバルト600e」は240馬力と280馬力の2種類があり、それぞれ独自の装備バリエーションがある。これにより、アバルトの量産モデルの中で最もパワフルなモデルとなっている。

2024年モデルの発売を記念して、280馬力の「600eスコーピオニッシマ」が、チューニングメーカーが設立された年にちなんで1949台限定で販売された。
価格:2つのオプションから選択可能
アバルトは、「600e」を2つの出力レベルと、それぞれ独自の装備で提供している。より手頃な「トゥーリスモ」は240馬力で、価格は41,990ユーロ(約776万円)から、よりパワフルな「コンペティツィオーネ」は280馬力で、価格は45,990ユーロ(約850万円)からとなっている。
デザイン:スポイラー、サソリ、装飾モール、アバルトがフィアット600を変えた
トリノを拠点とするデザイナーたちは、エクステリアに徹底的に力を注いだ。ベースとなっているのがフィアット600eであることは一目で分かるが、アバルトはフロントとリアに、斜めのストラットを含む印象的なブラックのトリムストリップを配し、強烈な個性を刻み込んでいる。

リアのエレメントにはアバルトのサソリが大胆にエンボス加工であしらわれ、さらに2匹の“毒を持つクモ”―すなわちサソリのモチーフが、フロントフェンダーにネオンイエローで描かれている。リアウインドウ上部には、存在感のあるブラックのスポイラーを装着。ボンネットには伝統のイエロー&レッドのロゴが配され、その下、エアインテーク上にはブラックのアバルトロゴが置かれ、テールゲートにも同様のロゴがあしらわれている。

「ショックオレンジ」、「アシッドグリーン」、「アンチドートホワイト」の塗装色から選択でき、より高級な「コンペティツィオーネ」仕様では、「アバルト600e」はブラックルーフのツートンカラーバージョンも用意されている。いずれの場合も、サイドミラーとドアハンドルは常にブラックだ。この外観を完成させたい人は、「ヴェノムブラック」を選ばなければならない。
寸法の一覧:
・全長:4,187mm
・全幅:1,781mm
・全高:1,557mm
・ホイールベース:2,559mm
・重量:1,625kg
・トランク容量:360~1,231リットル
駆動:2つの出力レベル
「アバルト600e」に興味をお持ちの方は、240馬力と280馬力の2種類の駆動システムから選択できる。いずれも純粋な電気駆動だ。バッテリー容量(正味51kWh)と航続距離(約320km)については、ほとんど違いがない。345Nmのトルクと、電子制御による最高速度200km/hも共通している。

「コンペティツィオーネ」の40馬力の追加出力が顕著に感じられるのは、加速時のみだ。5.9秒で、0から時速100kmまで0.3秒早く加速する。
| テクニカルデータ | 600e Turismo | 600e Competizione/Scorpionissima |
| 動力 | 電動モーター | 電動モーター |
| 最高出力 | 240馬力 | 280馬力 |
| 最大トルク | 345Nm | 345Nm |
| 駆動 | 前輪駆動 | 前輪駆動 |
| トランスミッション | 1速AT | 1速AT |
| 0–100km/h | 6.2秒 | 5.9秒 |
| 最高速度 | 200km/h | 200km/h |
| バッテリー容量 | 51kW | 51kW |
| 航続距離(WLTP) | 322km | 321km |
| 電費(WLTP) | 18.6kWh/100 km | 18.7kWh/100 km |
インテリア:アバルト600eの特徴
「アバルト600e」のインテリアは、大部分がダークグレーからブラックで統一されているが、その中に印象的なアクセントが散りばめられている。
シートとステアリングホイールのカバーとコントラストステッチ、ステアリングホイール中央のサソリ、12時位置のマークは、すべて鮮やかなネオンイエローだ。これは、7インチのデジタルコンビネーションメーターと10.25インチのインフォテインメントシステムのカラーにも反映されている。

「トゥーリスモ」と「コンペティツィオーネ」の2つの装備ラインから選択できる。どちらにも、スポーツステアリングホイール、6スピーカーのオーディオシステム、自動防眩バックミラー、レインセンサー、キーレスゴーが標準装備されている。上位モデルには、さらに、ヒーター付きサベルトスポーツシート、電動テールゲート、フルLEDヘッドライト、アンビエント照明が装備されている。

Text: Konstantin Seliger
Photo: Stellantis

