新しい「アバルト600eコンペティツィオーネ」登場!さらにパワーアップ、そしてその追加費用はそれほど高くはない!
2025年12月23日
アバルト600eコンペティツィオーネ(Abarth 600e Competizione):ツーリズモバージョンよりもさらにパワーアップしたアバルト600eコンペティツィオーネは280馬力を発生。その追加費用はそれほど高くはない。
新しい「アバルト600eコンペティツィオーネ」登場!電動モーターは280馬力を発揮し、2024年末に限定特別モデルとして発表された600eスコルピオニッシマと同等のパワーを発揮する。これにより、アバルト600eツーリズモの240馬力をさらに上回る性能を実現した。
外観は、小さなサソリが認識できるままだが、幅広のショルダーとよりシャープなプロポーションにより、より大人っぽい印象を与える。インテリアは、すっきりとしてスポーティだ。サベルト製バケットシート、アルカンターラ製ステアリングホイール、控えめなコントラスト – 流行のミニマリズムではなく、誠実なスポーティさ。まさにアバルトらしい。
アバルト600eコンペティツィオーネ:妥協のない個性
かつてはターボの音が特徴だったが、現在ではEモーターのレスポンスが特徴だ。この駆動装置は、「コンペティツィオーネ」のIT要素だ。走行距離も二の次だ。1回の充電で最大344 kmの航続距離は問題ないが、動力性能値の方がより重要だ。

Photo: Olaf Itrich / AUTO BILD
走行ダイナミクスに重点を置いた設計
ベースは、「フィアット600e」で知られるステランティス「eCMP」プラットフォームだが、アバルトではすべてがダイナミクスに重点を置いて設計されている。280馬力(207kW)、前輪駆動、メカニカルリミテッドスリップデフ、モノブロックキャリパーの強化スポーツブレーキなど、通常はより高級なクラスで求められるスペックを備えている。0から100km/hまでの加速は約5.9秒、最高速度は200km/hだ。価格は45,990ユーロ(約827万円)から。つまり、4,000ユーロ(約72万円)追加することで、「ツーリズモ」バージョンよりも40馬力高いパワーを手に入れることができるのだ。
結論:
「600eコンペティツィオーネ」で、アバルトは電気自動車にも個性があるということを証明したいと考えている。この車は小型でパワフル、そして要求の厳しい車であり、まさにそれがこの車の特別な魅力だ。大げさな宣伝ではなく、静かな主張だ。現代においても、運転の楽しさは生き続けるべきだ、と。ただ、今は電気自動車で・・・。
Text: Ludwig Degmayr

