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【フォトギャラリー】観て眺めているだけで楽しくなる 懐かしのクラシックカー100選 前編

2021年1月8日

懐かしのクラシックカー100選 おぼえてますか? モデル名言えますか? ウンチク語れますか?(笑) 心ゆくまでお楽しみください。

VWゴルフ1:
オールドボーイズにとってのゴルフと言えばこれ。デビューは1974年なのでもう40年以上も昔。しかしクラシックカーといっていいものかどうか、という今でも新鮮なデザインだ。
Photo: Roman Raetzke
ボルクヴァルト ハンザ1800D:
西ドイツ ブレーメンにあったメーカーで、軍用トラックなども作っていた。一度倒産後、2015年に中国の資本で復活はしているが、今後の展開はまだまだ未知数。
Photo: Christian Bittmann
フィアット ヌオーヴァ500:
チンクエチェントと言えば、本当はこれのこと。日本ではルパン三世の車として有名だが、イタリアの自動車史を塗り変えた小型実用車だ。
Photo: Roman Raetzke
トラバント601 S de Luxe:
段ボールで作ったボディということで有名になった東ドイツの車。こんなクルマ(失礼)だが、東ドイツの人は、注文してから数年待たなくては買えなかった。日本にも数台が上陸したはずだ。
Photo: Thomas Ruddies
シュコダ120 L:
今やフォルクスワーゲングループの一員だが、昔のシュコダはこういうクルマ。今やツールドフランスのメインスポンサーである。
Photo: Roman Raetzke
ルノー4 GTL:
日本でも人気を博したキャトル。2CVと比べてもずっと普通の自動車らしいし、ずっと高性能だった。
Photo: Roman Raetzke
NSU TTS:
二輪車メーカーとしても有名なドイツの車。見た通りのRRで、これはその高性能バージョンである。
Photo: Christian Bittmann
ボルグヴァルド イザベラ:
前述のボルクヴァルド。これは1954年に発表されたイザベラ。4ドアモデルはなく、写真の2ドアのみのボディ形状となる。
Photo: Roman Raetzke
フィアット パンダ45:
今でも人気の高い初代パンダ。1980年だからこの車も登場して40年以上が経過するが、古臭いところが皆無なのはさすがジウジアーロ。この形のまま再生産してほしい。
Photo: Holger Neu
ルノー ドーフィン:
1956年にデビューしたドーファンはRRで845ccエンジンのセダン。普通のMTの他に(この当時革命的なことだが)プッシュボタン式のATもあった。
Photo: Roman Raetzke
VW 1200:
知らない人がいないといっても過言ではないフォルクスワーゲン ビートル。ヤナセが輸入していた日本では当時、良家のお嬢様の家の実用小型車だった。黄色のフォルクスワーゲン ビートルを見ると、その日は幸運になる、といった妙な占いも流行したもんだった。
Photo: Roman Raetzke
VWシロッコGLi:
80年代に人気を博したシロッコ。もちろんこちらもデザインはジウジアーロ。シロッコというネーミングは、フォルクスワーゲン一連の「風」シリーズであることは言うまでもない。
Photo: Kai-Uwe Knoth
メルセデス・ベンツ ミディアムクラス(W124):
名匠ブルーノ サッコによるデザインで、メルセデス・ベンツの中で、今でも人気の高いW124。写真のモデルは右側にエンジンスリットがあるので、W124後期モデルのターボディーゼルエンジンの300DTだ。
Photo: Marcus Gloger
メルセデス・ベンツ180 D:
現在のメルセデス・ベンツのEクラスの前身がこの180。といってもサイズは現行Cクラス以下、Aクラス並み。もちろんパワステなし、エアコンなし、実用車の塊みたいなメルセデスベンツだった。「007ゴールドフィンガー」で、スイスの秘密基地で敵側の車輛として登場。アストンマーティンDB5からの攻撃を受け、木に激突したり、崖から燃えながら落下したのがこのクルマだった。
Photo: Christian Bittmann
トヨタ カローラ ワゴン:
ちょっとシンプルでカッコいいように見えるカローラワゴン。ドアミラーが理由なのか、グラスエリアが良い感じのデザインだからなのか、アメリカ西海岸などに似合いそう。
Photo: Christian Bittmann
ホンダ シビック1.6 VTi:
80年代後半の4代目シビック。V-Tecを搭載し十分以上に高性能。日本でもまだまだ5ナンバーサイズのシビックとして人気だった。
Photo: Christian Bittmann
BMW 700 LS:
BMWでも異端のモデル。キドニーグリルがないことからわかるようにRRモデル。水平対向2気筒エンジンで軽いボディを引っ張る。写真のクーペの他にカブリオレもあった。
Photo: Angelika Emmerling
DKW F102:
アウディを形成した4メーカーの一つ。オールドボーイズはデーカーヴェーと呼んだ。2サイクル3気筒エンジンを持つFFのクルマで、1966年まで製造された。
Photo: Christian Bittmann
ミニ:
説明不要のこれぞミニ。写真は「35限定車」の左ハンドルの一台だが、世の中にはオリジナルと同じくらい無数の限定モデルが登場した。
Photo: Uli Sonntag
オペル レコードCコンバーチブル:
オペルにしてはオシャレともいえるレコードのコンバーチブル。ナンバープレートからわかるようにざっと50年以上前のクルマではあるが、シンプルなデザインは(ものすごく良く言えば)ちょっとバウハウス調。
Photo: Auto Bild Klassik
メルセデスベンツ コンパクトクラス(W123):
コンパクトクラスと呼ばれたW123のこれはセダンモデル。はじめてワゴンのTボディがメルセデスベンツに登場したのもこのW123から。ボディ同色ホイールキャップが当時のメルセデスベンツの標準装備だった。
Photo: Markus Heimbach / AUTO PHOTO
アウディ100クーペS:
この写真ではわかりづらいがファストバックのスマートなボディを持つクーペS。デザインはあのトリノの有名なカロッツェリア「フルア」である。1900ccのエンジンでもちろん前輪を駆動。1976年まで生産された。
Photo: Auto Bild Klassik
レンジローバー:
レンジローバーといえばやはり初代のこれのこと。写真は4ドア追加されてすぐくらいの中期モデルだ。まだまだ内装も、エアダムスカートを持たない外観もシンプルそのもの。ホイールタイヤも、これぞレンジローバーというサイズである。
Photo: Private
三菱サッポロ:
日本名はギャランΛ(ギャラン ラムダ=GALANT Lambda)。4ドアのシグマもそうだが、かなり頑張って洒落たデザインだった。ラムダは「華麗なる刑事」で草刈正雄が乗り、彼のバタ臭さとよくマッチしていた。
Photo: Christian Bittmann
ランボルギーニLM 002:
なんともド迫力。そのインパクトはハマーよりも強力だ。よく混同されるがランボルギーニ チーターとは全くの別物で、こちらはれっきとした生産モデル。1986年から1993年までの7年間に328台が製造され、最高速度は206km/h(ランボルギーニとして、速いんだか遅いんだかよくわからないが…)。
Photo: Jürgen Mainx
モーリス マイナー コンバーチブル:
見ためは十分クラシックカーだが、エアコンなどをのぞけば(いちおう)普通に使える性能を持つ。イギリスを中心に愛好家も多く、まだまだ現存数は少なくない。
Photo: Sven Krieger
タルボ マトラ ランチョ:
1980年以降、シムカのブランド名が消滅したためそう呼ばれるようになった。れっきとした英国車。SUVとして今出しても人気出るかも。フロントバンパーの角度はこれで正常なはず(でも、ちょっと曲がりすぎかも)。
Photo: Christian Bittmann
VWシロッコGL:
もう一度シロッコ(今度はフロントデザイン)。やはりスマートなVWである。
Photo: Marcus Gloger
VW 1303:
ちょっと各所に手を入れられてはいるが、それえもオリジナルを保っている一台。三角窓も、クロームメッキのシンプルなドアミラーも妙に懐かしく郷愁をさそう。
Photo: Martin Meiners
BMW 325e(E30):
バウアーの作っていた当時のモデルは、幌を下げても「鳥居」が残ったものだった。それが今やフルオープンの4座カブリオレが数え切れないほどあるのだから、時代は変わるものである。
Photo: Christian Bittmann
三菱ギャラン2000 GLX:
先ほどのΛ(ラムダ)の4ドア版がΣ(シグマ)。日本では1600、1850、2000のサイレントシャフト付き4気筒のエンジンバリエーションがあり、この2000GLXは2000の中間モデル。上級モデルにはリアシートリクライニングがついていた。
Photo: Bernd Hanselmann
サーブ900Sコンバーチブル:
これまた当時日本でも人気の高かった1台。ヤッピー(ヤング アーバン プロフェッショナルの略)と呼ばれる知的階級層にも人気があり、アメリカ東海岸でも人気が高かった。
Photo: Christian Bittmann
ルノー5アルピーヌ ターボ:
サンクの言うまでもなく高性能モデルがこれ。今見るとなんとも小径なホイールタイヤだが、これぞ当時のホットハッチの正しい姿である。座り心地の良いシートはフランス車、というか全自動車歴史上最上ともいうべき逸品。機会があったらぜひ座ってみて欲しい。
Photo: Christian Bittmann
アルファロメオ ジュリア ヌオーヴァ スーパー1600:
アルファロメオというと、この時代の、こういう形の自動車を連想する方も多いはず。ヌオーヴァ スーパー1600は1974年に登場した最終のマイナーチェンジ版で、4灯ヘッドライトと平らなボンネットが判別ポイント。まったく不有名だがディーゼルエンジンのモデルも存在した。
Photo: Christian Bittmann
オペル アスコナC 1.8i:
1981年に登場したオペル アスコナCは、GMのJカープロジェクトで、ということはいすゞ アスカの兄弟車である。外連味のないデザインはクリーンでなかなかグッドバランスと言える。1988年のベクトラの登場まで作られた。
Photo: Roman Raetzke
サーブ99:
サーブらしいサーブというのはこういう自動車。1968年に発表された(写真のような初期モデル)から、延命マイナーチェンジを繰り返し、1984年まで作られた。初期のエンジンはトライアンフ製。
Photo: Roman Raetzke
MGB GT:
1962年から20年近く生産されたMGのクーペ版が写真のGT。エンジンは4気筒と8気筒(製造の途中には直列6気筒もあり、これはMGCと呼ばれた)。
Photo: Christian Bittmann
ボルボ122Sアマゾン:
50年代から70年代まで作られた中型ボルボ。世界ではじめて3点式シートベルトを装備された自動車、と覚えておいてほしい。そのほかにもダッシュボードにソフトパットが張られるなど、ボルボが当時から安全に配慮していたメーカーだったことがわかる。
Photo: Toni Bader
メルセデスベンツTシリーズ(S123):
メルセデスベンツの歴史上最初のステーションワゴンがこのS123(セダンがWというコードネームを持つのに対し、ステーションワゴンはSから始まるコードネームを持つ)。日本には300TDとターボ付き300TDTが正規輸入され、並行で280TEも輸入された。写真のアロイホイールはオプションで、本来はボディ同色ホイールキャップが標準装備。
Photo: Christian Bittmann
ボルボ142:
とても雰囲気の良い写真の142。帝国ボルボが正式輸入し、大屋政子社長の車も長年ボルボだった。142の末尾の2はドア数を意味し、よって写真は142、日本には4ドアの144が導入され、「イッチョンチョン」という愛称で呼ばれていた。
Photo: Roman Raetzke
フィアット クーペ2.0 20V:
クーペ フィアットと呼ばれたフィアットらしからぬ(?)格好はクリス バングル(当時はフィアットにいたので内製ということ)のデザインによるもの。ピニンファリーナのバッチがついているので混同されてしまうが、ピニンファリーナが担当したのは内装だけ、である。
Photo: Christian Bittmann
ポルシェ911カレラ3.2:
カレラの名を復活させたモデル。冷えたバターに熱いナイフ、といわれたシフトフィールや、60km/hで走っても官能的と表現されたのはこのころのポルシェのこと。今のサイズから考えると、ものすごくコンパクトで軽い。
Photo: Christian Bittmann
ポルシェ356カブリオ:
今でも世界中に熱狂的なファンが多い356。この写真のカブリオはなんとも上品でかわいい。こういう性能的には高性能でなくとも、小さくてシンプルなポルシェの登場も待っている人は世界中に多くいると思うのだが…。
Photo: Roman Rätzke
メルセデス230 TE(S124):
今でも愛好家の多いS124。日本には当初4気筒の230TEのみが輸入されたが、その後6気筒の300TE、280TE、320TE、4バルブ4気筒の220なども追加導入された。写真はサッコプレート(人気のサッコプレートが付いているかどうかで中古車価格が大きく異なった)の備わった中期モデル。日本正規輸入のS123は7人乗りで、MBテックスなどのシート生地もチョイス可能だった。
Photo: Christian Bittmann
シトロエンDS:
シトロエンと言えば2CVかDSという人も多いだろう。当時は宇宙から舞い降りたような乗り物だったに違いない。言うまでもなくハイドロニューマティック。自動車の歴史上、もっとも未来的な自動車賞があれば、絶対ベスト3に入るであろう先進的なデザインと技術を今でも併せ持っている。
Photo: Christian Bittmann
メルセデスSクラス(W126):
長いSクラスの歴史の中でももっとも印象深い一台はこれかもしれない。技術的にもABS(前のモデルの450SEL6.9にも高価なオプションとしては用意されていたが)とエアバッグをオプションリストに掲載し、今のメルセデスベンツにつながるパワーシートのコントローラーなども普及させたのはこのモデルといってもいいだろう。シートもまだベロア生地が主流で、本革のほうが少数派だった。
Photo: Christian Bittmann
VW T1サンバ バス:
キュートで今でも大人気。おそらくダイハツ ムーブ キャンバスのボディカラーの元ネタはこれだろう。こういうチャーミングなフォルクスワーゲンがいつの日か(EVでもいいから)再発売されたら、と願っているのだが…。
Photo: Roman Raetzke
ランチア フラヴィア スポルト ザガート:
1967年に登場したザガートのエレガントなデザインを身にまとったフルヴィア。アルミニウム製のボディを持ち、2シーターである。何回かのマイナーチェンジとエンジン変更などを行い1972年まで生産された。
Photo: Markus Heimbach

TEXT: 大林晃平 / Auto Bild Japan