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【驚きの新着情報】ポルシェがW12エンジンの特許出願!この電動化の時代にW12内燃機関エンジン?なんで?

2025年11月28日

ポルシェ、W12エンジン特許を出願。このW12エンジンは2つのVR6エンジンで構成されているわけではない。ポルシェは、3つのシリンダーバンクを備えたまったく新しいW12エンジンを開発する計画を進めているようだ。

伝説的なW12エンジンは完全に過去のものとなったと、我々が考えていたまさにそのときに、ポルシェが大きな驚きをもたらした。メディアの報道によれば、ツッフェンハウゼンのスポーツカーメーカーは、3つのシリンダーバンクを備えたまったく新しいW12エンジンを特許庁に登録した。そのエンジンは、ベントレーでさえ羨むほど、非常にワイルドな外観となっている。

文字通りW型のエンジン

「W12」といえば、2つのVR6エンジンを結合したものだと考えていた人は、考えを改める必要があるだろう。この新しいエンジンは、3つの独立したシリンダーバンクを備えた真のWレイアウトを採用している。各バンクには、独自のシリンダーヘッドと吸気および排気ポートが備わっている。すべてが非常にコンパクトで、巧みに組み込まれている。

エアインテークは上部にあり、吸気経路は極めて短い。これにより、効率が向上し、摩擦が減少、そして空気と排気ガスの流れが明確に分離される。特許庁によれば、最大3つのターボチャージャーまたはコンプレッサーを設置するスペースも確保されているとのことだ。

4気筒×3:ポルシェのこのW12特許図面は、実際に3つのシリンダーバンクを備えた真のW型エンジンである。
Photo: Luminess

これは、740馬力と1,000Nmのパワーを誇る「バトゥール マリナー」に搭載されている現行のベントレーW12エンジンを軽々と凌ぐ性能だ。より高い出力、より優れた応答性、さらに均一なトルク特性 – これは、次世代のポルシェ製スーパースポーツカーにふさわしいモンスターエンジンのように思える。

未来の技術、それとも単なる構想に過ぎないのか?

特許明細書には、「有利な実施形態」および「非自明の改良」と記載されている。このエンジンが実際に量産されるかどうかは不明だ。しかし、ポルシェはこの技術をオープンにしている。なぜなら、この設計は他のバリエーションにも活用できるからだ。

そのタイミングは興味深いものだ。ベントレーが「W12」を2024年に生産中止する一方で、ポルシェはこのコンセプトを近代化するようだ。おそらく、今後のハイパーカー向けに、E-Fuel(電気エネルギーを用いて作られた合成燃料)対応の高性能エンジンとして採用されるかもしれない。ただし、この特許は正式にはまだ確認されていない。

Text: Sebastian Friemel