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【動画付きレポート】1,100馬力の「BMW M2ドリフト コンペティション」レッドブル ドリフトブラザーズがM2の極限の走りを実現するドリフトマシンを開発

2025年11月14日

BMW M2の極限の走り:ドリフトブラザーズが1,100馬力のM2を開発し、壮大なパフォーマンスを披露。BMW M2 に1000馬力以上?レッドブル ドリフトブラザーズは、コンパクトスポーツクーペを真のモンスターマシンへと変貌させ、小型のMで可能なことをすべて見せてくれた。

言うまでもなく、「BMW M2(G87)」は、工場出荷時からすでに、決して弱気な車ではない。3リッター直列6気筒、480馬力、2,700~5,620rpmで600Nmのトルク、後輪駆動。これで0から100 km/hまで4.1秒で到達する。シリーズ「M2」の価格は77,500ユーロ(約1,380万円)から。その上に、530馬力、115,000ユーロ(約2,040万円)からのニューモデル「M2 CS」がある。

「レッドブル ドリフトブラザーズ(Red Bull Driftbrothers)」が「BMW M」と共同で開発した「BMW M2ドリフトコンペティション(BMW M2 Drift Competition)」。

だが、どちらのモデルも、「レッドブル ドリフトブラザーズ(Red Bull Driftbrothers)」が「BMW M」と共同で開発した車には、まったく敵わない。彼らの開発したユニークな「BMW M2ドリフトコンペティション(BMW M2 Drift Competition)」は、1,100馬力、1,250Nmのトルクを発揮し、「CS」の2倍以上(!)のパワーを誇る。ボンネットの下にはおなじみの3リッター直列6気筒ツインターボエンジンが収まっているが、広範囲に及ぶレーシング技術が投入され、ドリフト性能を最大限に引き出すようチューニングされている。

リアウィンドウに突き出された4本のエキゾーストパイプ、リアに移動された1,100馬力。BMW M2ドリフトコンペティションは、おそらく小型Mシリーズの中で最も極端なバージョンだ。

幅広のフェンダー、巨大なリアウィング、ボンネット上のエアインテーク、そしてリア上部から突き出た4本のエキゾーストパイプ。この「M2」は、見た目は量産車というよりも「DTM」のレースカーを思わせる。レッドブル ドリフトブラザーズの2人のうちの1人、エリアス ホウントンジ(Elias Hountondji)は、この車を「究極のドリフトマシン(Ultimate Drift Machine)」と呼んでいて、これは伝説的なBMWのスローガンをほのめかしている。

エリアス ホウントンジが、ロボットと車体の間を縫って工場内をM2で走行。

工場内をドリフト走行

「ドリフトM2」は、その初の大舞台として、通常とは異なる環境の中で演出された。レースコースではなく、生産ロボットとパーツラックの間で煙を巻き上げながら走行したのだ。撮影は、BMWのミュンヘン工場で行われた。因みに「M2」が生産されているのは、メキシコのサン ルイス ポトシ工場だ。

通常、精密さと静寂が支配する高度に自動化された生産現場の中で、ドリフトブラザーズは生産ラインを横切ってドリフト走行を披露した。ドローンによる撮影映像では、1,100馬力の「M2」が、大量の煙と完璧なタイミング、そして卓越したコントロールで、ロボットの間をミリ単位の精度で縫うように走り抜ける様子が映し出されている。

※ 過激なドリフトのYouTube動画:https://www.youtube.com/watch?t=3&v=KD80Q8IDVd0&embeds_referring_euri=https%3A%2F%2Fwww.autobild.de%2F&source_ve_path=OTY3MTQ

Text: Marie Milius
Photo: BMW Group