【このフェラーリ250GTなんぼ?】自動車デザインの黄金時代を象徴するエレガントなクーペ「フェラーリ250GTピニンファリーナ クーペ」
2025年11月26日
ドイツの中古車情報:V12エンジンとクラシケ認証を備えた希少なフェラーリのクラシックカー。1959年製のこのフェラーリ250GTピニンファリーナ クーペ(Ferarri 250GT Pininfarina Coupe)は、自動車デザインの黄金時代を象徴する車だ。
マラネロからハリウッドを経てバイエルンへ:1959年に初めて登録され、ハリウッドのドナルド ハンプトンに納車された後、スイスのレーシングドライバー、カール フォイテックの所有となったこの「フェラーリ250GTピニンファリーナ クーペ」は、波乱に満ちた、しかし完全に記録された歴史を持っている。現在、この車は、バイエルン州アンツィングで販売されており、「フェラーリ クラシケ」の認定証、最新の自動車検査証明書、599,900ユーロ(約1億500万円)の値札が付いている。
1958年から1960年の間に、「250GTクーペ」はわずか354台しか生産されなかったが、これは、フェラーリが大量生産した最初のロードモデルだった。そして、この画期的な出来事が、マラネロのブランドを、ついに高級グランドツアラーのリーグへと導いたのだった。
フェラーリ250 GTピニンファリーナ クーペ、V12エンジン搭載
無限に長いボンネットの下には、241馬力の2.95リッターV12エンジンが手作業で組み込まれている。4速マニュアルトランスミッションを搭載し、パワーはクラシックなリヤドライブに伝達される。全輪にドラムブレーキが装備されており、相当の運転技術を要する。

クーペは、「グリジオ コンキリアMM16249」と、アクアマリン色のレザーインテリア「ペッレ ヴェルデ3476」の組み合わせで、エレガントな印象を与える。ピニンファリーナがデザインしたラインは、65年経った今でもモダンな印象を与える。

完璧な外観に加え、このクーペは非の打ちどころのない歴史も魅力だ。2014年、「フェラーリ クラシケ」は、マッチングナンバーとオリジナルコンディションを確認した。この車は、定期的にメンテナンスが行われてきたことが証明されており、最後にオランダで販売された。改造歴のない、信頼性の高いコレクターズアイテムだ。

結論:
「フェラーリ250GTピニンファリーナ クーペ」は、本物のクラシックカーだ。この車を購入すれば、フェラーリのロードモデル初期の、希少なオリジナルコンディションの1台を手に入れることができる。すべての書類が完備され、価値が保証されている。
フォトギャラリー:フェラーリ250GTピニンファリーナ クーペ(1959)





Text: Bianca Garloff
Photo: MIRBACH + Schuttenbach Automobile GmbH & Co. KG

