【アウトー！】大胆な嘘　新車として販売されていたこのランボルギーニ ウラカン エボ スパイダーは実際には10倍もの走行距離があった！

大胆な嘘：ランボルギーニ ウラカン エボ スパイダーのスピードメーターが巻き戻されていた。このランボルギーニは新車として販売されていたが、実際には10倍もの走行距離があった。この大胆な詐欺取引に関するすべての情報！

2023年式の「ランボルギーニ ウラカン エボ スパイダー」が、走行距離わずか2,100kmで164,000ユーロ（約2,870万円）？これは本当にとてもお得な取引だ。おそらく、あまりにもお得すぎるほどだ。一般的な中古車ポータルサイトを見てみると、このランボは新車状態なら2倍以上の値段がするだろうということがすぐにわかる。しかし、米国では、ある顧客が19万ドル（約2,850万円）という低価格に惑わされ、後にそれを深く後悔することになった。

一見、人生で最高の取引のように見えたものが、米国のランボルギーニ購入者にとっては、まったくの失敗だったことが判明した。具体的には、2023年式の「ランボルギーニ ウラカン エボ スパイダー」で、走行距離は2,000km強、19万ドル（約2,850万円）で販売されていた。このような低走行距離では、640馬力の5.2リッターV10エンジンは、まだ慣らし運転の段階であり、いわば新車同然だ。

しかし、なぜこのような不愉快な事態になったのだろうか？新しいオーナーがテキサスの整備工場にこのランボを持ち込んだところ、驚くべき事実が判明した。このスパイダーの走行距離は、メーター表示の10倍にも達していたのだ！2,100kmではなく、実際には23,365kmも走行していたのだ。つまり、走行距離は意図的に巻き戻されていたのだが、販売店はそれを知らなかったとのことだ。

すべてが振り出しに戻る

この悲しい話の結末は、販売店は車両を引き取り、購入者はその購入費用と輸送費を返金され、販売店はランボルギーニに6,300ユーロ（約110万円）の新しい走行距離計を取り付け、このスポーツカーは再び販売されるようになったというものだ。

この事件の後、ディーラーは当然、190,000ドル（約2,850万円）という価格を要求することはできなくなった。しかし、このランボの現在の価格は不明だ。明らかなことは、ドイツの中古車市場の価格と比較すると、走行距離20,000km弱の2023年式ウラカンは、たとえ190,000ドル（約2,850万円）でも、それはまさにお買い得だということだ（笑）。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Lamborghini