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【面白ネタ】自律走行型無人パトカー マイアミ警察が初のAIパトロールカーを試験導入!

2025年11月18日

警察官のいないパトロールカーがマイアミを走行。マイアミ警察がAIパトロールカーを試験導入。自律型「PUGパトロールパートナー」は、決して警察官に取って代わるものではないもののが、彼らの仕事の状況を変えることになるだろう。

フロリダ州マイアミで、まったく新しいパトロールカーが就役した。運転手不要の「PUG(Police Unmanned Ground Vehicle=警察無人地上車)」は、米国初の自律走行型警察車両だ。非営利団体「Policing Lab」とマイアミデイド郡保安官事務所による1年間のパイロットプロジェクトの一環として、この未来的な車両は、マイアミデイド郡の道路をパトロールする。

「PUG」は、単なる走行ロボット以上のものだ。ペローネ ロボティックス(Perrone Robotics=米バージニア州ホリーミードのソフトウェア企業)の自律技術と、人工知能、犯罪データベースへのリアルタイムアクセス、360度カメラ、熱画像技術、ナンバープレート認識、さらにはドローン発射システムも組み合わせている。これにより、パトロール警官の負担を軽減し、資源をより効率的に活用し、納税者に追加費用をかけずに安全性を高めることを目指している。

自律走行型パトカー:4輪のハイテク

「このプログラムは、警察官に任務遂行におけるインテリジェントなハイテクパートナーを提供します」と、「Policing Lab」の責任者であるマルジョライン・ブルゲリング(Marjolijn Bruggeling)氏は説明する。「PUG」は状況把握能力を向上させ、日常的な業務を自動化し、警察官が警察業務における人間的かつ複雑な側面に取り組む時間を確保する。

初年度、この自律走行車はコミュニティ事務局に配属される。主に公共のイベントで使用される予定だ。住民は、内蔵のタブレットから直接フィードバックを提供することができる。ロージー コルデロ スタッツ保安官は、「マイアミデイド郡は、公共の安全分野におけるイノベーションで再び先駆者となっています。PUGは、テクノロジーが人々の保護とリソースの最適な活用にどのように役立つかを示しています。警察官は引き続き中心的な役割を担い、PUGは彼らを支援するものです」と述べている。

警察がPUGで検証したいこと

12か月間のパイロットプロジェクトでは、「PUG」が実際に反応時間を改善し、犯罪を抑止し、警察官の負担を軽減し、住民の信頼を高めることができるかどうかを検証する予定だ。すべてが計画通りに進めば、この自律走行警察車両は、他の米国当局のモデルとなる可能性がある。

結論:
運転手のない警察車両は、長い間、SFの世界の話のように思われていた。マイアミでは、それが現実のものとなった。それが機能するかどうかは、今後12か月で明らかになるだろう。

Text: Bianca Garloff
Photo: Policing Lab