【このクラシックメルセデスなんぼ?】最もエレガントなロードスター「メルセデス 230 SL」走行距離1万3千km、60年落ちのパゴダの価格は?
2025年9月12日

ドイツの中古車情報:1965年製のメルセデス230 SLパゴダが75,000ユーロ(約1,310万円)で販売されている。詳細情報はこちら!
単なる移動手段以上の存在である、伝説的な車がある。そのひとつが、パゴダの愛称で知られるメルセデス・ベンツ 230 SL(W113)だ。パンケタール(ブランデンブルク州)では、現在、特に美しい1台が販売されている。1965年式、レストア済み、「Classic Data」鑑定書(評価 2+)付き、クラシックカーライセンスプレート(Hナンバー)、車検も取得済みで、価格は75,000ユーロ(約1,312万円)だ。
メルセデス・ベンツ 230 SL パゴダ:デザインのアイコン
「パゴダ」という愛称は、メルセデスではなく、1963年のデビュー時に、そのわずかに凹んだハードトップのアーチが、極東の寺院を彷彿とさせることを思い起こさせたジャーナリストたちによって付けられた。今日、パゴダは、最もエレガントなロードスターのシルエットのひとつとみなされている。
「230 SL」は、安全ボディを備えた最初のスポーツカーだった。フリードリッヒ ガイガーによって開発されたこの車は、美しいだけでなく、その時代を先取りした、クラッシュゾーン、剛性の高い乗員室、オプションのディスクブレーキなどを備えていた。
ボンネットの下には、当時ロードスターを時速200kmまで加速させた150馬力の2.3リッター6気筒エンジンが搭載されている。1960年代としては驚異的な性能だ。

この車両は入念にレストアされている
販売者によれば、走行距離は13,000km(走行距離計の表示)で、その履歴は追跡可能だ。「Classic Data」の鑑定では、市場価値は94,000ユーロ(約1,645万円)と評価されている。それが、販売時間の都合により、75,000ユーロ(約1,312万円)で販売されているのだ。塗装と状態は良好で、Hナンバー(クラシックカーライセンス)は2027年まで有効とのことだ。

しかし、「230 SL」は何よりも、その滑らかなステアリング、優れた乗り心地、信頼性の高い技術により、今日でもリラックスして運転できるロードスターだ。夏のドライブやクラシックカーのラリーに最適だ。

結論:
この「メルセデス230 SLパゴダ」は、自動車文化史そのものだ。75,000ユーロ(約1,312万円)を投資すれば、メルセデスの歴史の一部を手に入れるだけでなく、運転の楽しさを享受できて文化的な資産も手に入れることができる。



Text: Bianca Garloff
Photo: Privatverkäufer / AutoScout24