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【Tuning Car】テックアート(Techart)ポルシェ911(992)ターボS

2020年12月8日

エアロダイナミクスを追求したボディキット。

 テックアートがブランニューポルシェ911ターボSのための大掛かりなボディキットチューンナップを発表。これは無限にカスタマイズが可能なチューニングキットといえよう。その全情報。

チューニングは常に個人の好みの表現である。
テクアートは、これまでで最もパワフルな911のために、このポルシェのチューナーは様々な色や素材で個人の好みに合わせたボディキットを発表した。
むろん、同時にパフォーマンスやインテリアのアップグレードも含まれている。

このボディキットは、風洞で開発され、911のアクティブエアロダイナミクスに統合されている。

キットは無数の個別パーツで構成されており、フロントエプロンだけでも14個の個別コンポーネントパーツがあるというから組み合わせは無限だ。
光沢のあるカーボンファイバー、またはマットなカーボンファイバーで作られたパーツは、任意の色に塗装することができるようになっている。

ほとんどのパーツはコンバーチブルにも適合する

マルチパーツのサイドスカートがスポーツカーに奥行きを与えている。
フェンダー内のリアエアインテークはリデザインされ、カーボン製も用意されている。
リアエプロンはディフューザーと一体化され、標準排気系とパフォーマンス排気系の両方に適合するようになっている。
ルーフスポイラーは、エアを直接新しいリアスポイラーへと誘導する。
素敵なディテールとして、「ポルシェ」の代わりに、連続したライトバンドの下には、3Dレタリングで「テクアート」の文字が表示されている。
ルーフスポイラーを除くすべてのパーツは、ターボ(S)クーペとカブリオレの両方に適用可能だ。
各々の要望に沿って、テクアート独自のコンフィギュレーターを使って、オンラインで組み立てることができるようになっている。
(992ポルシェ911ターボSカブリオレの走りはこうだ! 以下、ご参照)

ディフューザーとサイドフラップにより、ターボのリアエンドはさらに膨らみ、迫力を増している。

コックピットにはふんだんにレザー、カーボンを使用

ホイール部分にも新しいリムを採用したことで、992ターボはさらなる個性化が可能となった。
テックアートのセンターロック式ホイール「フォーミュラVI」は、20インチと21インチの異なるサイズが用意されている上に、色や仕上げをカスタマイズすることもできるようになっている。
Sなしターボ用には「デイトナII」というホイールデザインも用意されている。
しかし、個性化の可能性は外装だけにとどまらない。
インテリア全体をレザー、カーボン誂え、スポーツペダル、新しいステアリングホイール、イルミネーションドアシルといたパーツが強烈な個性を放つ。

コックピットはボディカラーリングに完全に合わせることができるようになっている。カーボンを採用することで、より一層のスポーツ性を演出する。

710馬力&0~200km/h加速8.1秒!

さらなるパワーを求めるユーザーのためにもテックアートは対応している。
ターボSでは、性能が60馬力アップして710馬力となっている。
3.8リッターのツインターボフラットシックスのトルクは100Nm増加し、滑らかな900Nmとなっている。
追加されたパワーは、ドライブモードコントロールを介してオンにすることができる。
テックアートによれば、アクティブにすると、全輪駆動モデルは、0から100km/hまで2.8秒ではなく、2.6秒でスプリントするという。
0から200km/hまでは8.1秒で到達し、最高速度は330km/hに達する。
猛々しいエンジンサウンドは、パワー同様、ドライビングモードを介して調整できるフラップ排気システムによって提供される。

サスペンションに関しては、スポーツスプリングとコイルオーバーサスペンションキットのどちらかを選択できるようになっている。
スポーツスプリングは、ポルシェの車高をなんと40mmも下げる。
一方、コイルオーバーサスペンションキットのローダウンは15mmから40mmの間で調整可能だ。
「チューニングベース」としてのポルシェ911ターボは、180,811ユーロ(約2,278万円)から。
ターボSは212,711ユーロ(約2,680万円)からとなっている。

Photo: TECHART Automobildesign GmbH