「メルセデスAMG CLA 45 S ファイナルエディション」伝統的な内燃機関モデルとして生産終了を向かるにあたり最後の特別モデルを発売!
2025年8月21日

メルセデスAMG CLA 45 Sファイナルエディション:2.0リッターターボとの別れ。メルセデスAMG CLA 45 Sが年末に生産終了を迎えるにあたり、最後の特別モデル「ファイナルエディション」が発売される。
2025年に登場する新型「メルセデスCLA(3代目)」は、初めて純電気自動車としても発売される。クーペセダンはマイルドハイブリッドガソリンエンジンモデルも用意されるが、重点はBEVに置かれている。これにより、AMGのトップモデルである「CLA 45 S」の2.0リッター4気筒エンジン搭載の伝統的な内燃機関モデルは、その歴史に幕を閉じることになる。
しかし、このパフォーマンスモデルをふさわしい形で引退させるため、アッファルタバッハのエンジニアたちは特別モデル「ファイナルエディション」を贈呈する。
黒と黄色のコントラスト
「ファイナルエディション」は、マットな「マニュファクチュールマウンテングレーマグノ」または「ナイトブラックユニ」の2つのボディカラーから選択可能だ。外観は、ドアに大きな「45 S」の文字とAMGロゴが施された目立つラッピングで仕上げられ、AMGロゴは黒または黄色から選択可能だ。
19インチのAMG鍛造ホイールはクロススポークデザインでマットブラック塗装、AMGエンブレム付きの黄色いホイールキャップが付属する。ホイールカラーに合わせ、ブレーキキャリパーは光沢のあるブラック塗装で、白いAMGロゴが施されている。

全体的なデザインは、AMGナイトパッケージまたはナイトパッケージIIで完成される。前者では、外装部品(外装ミラーや装飾モールディングなど)がハイグロスブラック仕上げとなっている。さらに個性的なスタイルを求める方には、ナイトパッケージIIがおすすめだ。これには、パナメリカーナグリルと後部のタイプバッジがブラッククローム仕上げとなり、マフラーエンドのトリムと調和したデザインとなっている。

オプションのエアロダイナミクスパッケージは走行性能の向上を目的とし、大型フロントスプリッター、追加のフリック、ワイドディフューザー、クーペにはトランクカバーに大胆なエッジ、シューティングブレークにはルーフエッジスポイラーを装備している。

パフォーマンスに変更なし
エンジンは、クラス世界最強を誇る421馬力の2.0リッターターボエンジンが搭載され、「CLA 45 S」をわずか4.1秒で0から100km/hまで加速させる。最高速度は270km/hだ。さらに、8速ダブルクラッチトランスミッションと、ドリフトモードを含む可変式4輪駆動システム4Matic+が搭載されている。
インテリアのイエローアクセント
インテリアにも、ファイナルエディションのイエローアクセントが施されている。スポーツシートは、レザー調とマイクロファイバーの混合素材で覆われ、鮮やかなイエローのコントラストステッチがアクセントとなっている。このステッチは、ドアトリムとダッシュボードにも施されている。さらに、AMGパフォーマンスステアリングホイール、AMGパターンと黄色のロゴが入ったアルミニウムの装飾パネル、黄色の照明付きドアシル、およびマッチングのフロアマットが装備されている。ヘッドレストに刺繍された「45 S」エンブレムとセンターコンソールに配置されたエディションバッジが、特別モデルであることを示している。

「CLA 45 S」の「ファイナルエディション」は現在注文受け付け中で、2025年末までの限定販売となる。メルセデス・ベンツは現時点では価格を公表していないが、「CLA 45 S」の最終章を手に入れたい人は、早めの決断がおすすめだ。
Text: Nele Klein
Photo: Mercedes-Benz AG