レクサスIS 500のクライマックスエディションにより、セダンにおけるV8自然吸気エンジンの時代が幕を閉じる
2025年8月8日

レクサスIS 500クライマックスエディション(Lexus IS 500 Climax Edition):このレクサスISは、一つの時代の終わりを告げるモデルだ。生産台数はわずか500台!
V8自然吸気エンジンを搭載したスポーツセダンは、ますます希少になってきた。今、「レクサスIS 500」も8気筒エンジンから別れを告げる。第4世代モデルの生産終了に合わせ、メーカーは限定500台の「クライマックスエディション」を発売する。
新しいブレーキシステムと19インチBBSホイール
クライマックスエディションの最大の特徴は、強化されたブレーキシステムだ。直径380mmのベンチレーテッドブレーキディスクには、ブレンボの赤い6ピストンブレーキキャリパーと高性能ブレーキパッドが装備されている。
さらに、「IS 500 Ultimate Edition」の米国仕様で知られるマットブラックの19インチBBSアルミ鍛造ホイールと、新色「ニュートリノグレー」が採用されている。

インテリアはブラックと「フレアレッド」を基調とし、シフトノブとステアリングホイールにはウルトラスエードのシートカバーとノップレザーが採用されている。センターコンソールには「クライマックスエディション」のエンブレムが、8インチLCDディスプレイには独自のウェルカムグラフィックが施されている。
IS 500 クライマックス エディションの出力は約480馬力
クライマックス エディションでセダンにおけるV8自然吸気エンジンの時代が幕を閉じるものの、スペックには変更はない。引き続き479馬力を発揮し、最大トルクは535Nmだ。そして、8速オートマチックトランスミッションが後輪に動力を伝達する。

「IS 500クライマックスエディション」は、日本国内で、500台限定で販売される。最初の車両は2025年8月に、約56,630ユーロ(約960万円)から販売される。参考までに、通常の「IS 500」は50,700ユーロ(約860万円)から販売されている。
次期レクサスISは電気自動車になる可能性あり
現在の4代目「IS 500」は2020年から販売されている(欧州では販売されていない)。レクサスは車の未来について多くを明かしていないものの、最近発表された高級モデル「Lexus ES」は、次期「IS」世代が完全電気自動車になる可能性を示唆している。
Text: Sebastian Friemel
Photo: Lexus