1. ホーム
  2. イベント記事
  3. “胸よ、さわげ”アルファロメオの新型SUV「アルファロメオ ジュニア」のジャパンプレミアが豪華ゲストを迎えて開催された

“胸よ、さわげ”アルファロメオの新型SUV「アルファロメオ ジュニア」のジャパンプレミアが豪華ゲストを迎えて開催された

2025年6月26日

6月24日、東京・渋谷のヒカリエホールにて「Alfa Romeo JUNIOR Japan Premiere」が盛大に開催された。このイベントの様子と公開されたアルファロメオの新型コンパクトSUV「アルファロメオ ジュニア」を初めて見た感想を報告する。

アルファロメオファンにとって、ジュニアの名称は非常に親しみがある

アルファロメオファンにとっては、歴代モデルでもある「ジュニア」の名称は親しみがあり、このコンパクトSUVに「ジュニア」の名称が付けられたことがニュースであったが、既に本サイトの「ジュニア」の記事を読まれた方は、当初は「ミラノ」の名称が付けられ、紆余曲折により「ジュニア」の名称に変わった事もご存じの方も多いと思う。私も20年以上前にアルファロメオオーナーであったこともあり、今でもアルファロメオファンであるが、このイベントに参加するまでは、このコンパクトSUVに「ジュニア」の名が相応しいのか疑っていた一人である。

アルファロメオ ジュニア イブリダ スペチアーレ(200台限定ローンチモデル)
Photo:池淵 宏

※ ご興味がおありでしたら、こちらもどうぞ。
スタイリッシュな「アルファロメオ ジュニア イブリダQ4」登場!ハイブリッドと四輪駆動の融合 新型ジュニアのテストを含む全情報!
https://autobild.jp/50177/

長谷川京子さんとケイ・コッツォリーノさんにとってジュニアは「高揚感」を感じる車

イベントは男女オペラ歌手によるオペラ『トゥーランドット』から『誰も寝てはならぬ』が歌われ、情熱のイタリアといった華々しさで幕を開けた。

続いて、ゲストの俳優、長谷川京子さんとレーシングドライバーでありFerrari Japan公認アンバサダーのケイ・コッツォリーノさんがジュニアの魅力について語り合うトークショーが行われた。

トークショーの話題の中で、長谷川京子さんは以前、アルファロメオ159とアルファロメオ スパイダーベローチェのオーナーで、現在は家族を乗せるために4ドアセダンに乗っているが、将来もう一度アルファロメオ スパイダーベローチェのオーナーになりたいといった根っからのアルファロメオファンであることが判明、今回ゲストとして呼ばれた事に結び付いた。また、トークショーの中でジュニアについて「高揚感」と言った言葉が何回も出てきたが、ジュニアのイメージが伝わってきた言葉であった。

トークショーは、長谷川京子さんとケイ・コッツォリーノさんの熱いアルファロメオへの思いが聞けました。
Photo:アウトビルトジャパン

実車を目の当たりにして

実車を目の前にすると、フロントマストといい、リアフェンダーといいスポーティなアルファロメオらしいデザインになっていることがわかる。また、コンパクトSUVと言っても、日常使いでは必要十分のサイズがあり、むしろ日本の狭い道路では、ちょうどいいサイズといった印象だ。

このジュニアを見て、比較対象として最初に思いついたのはBMW X1である。X1が全長4500㎜×全幅1835㎜×全高1625㎜に対して、ジュニアは全長4195㎜×全幅1780㎜×全高1585㎜と数字的にはジュニアの方が一回り小さいが、サイズ感的にはほぼ同じに思えた。車両重量についてもハイブリッドモデルでX1 xDrive20dが1740kgに対してジュニアイブリダが1330kg、BEVで比較してもiX1 xDrive30が2030kgに対してジュニアエレクトリックが1580kgなので、ジュニアは軽量に仕上げられ、スポーツモデルを意識して開発されたことが想定される。

コーダトロンカのリアエンド。アルファロメオのデザインは素晴らしい。
Photo:池淵 宏

今回日本に導入されるモデルは、ハイブリッドモデルはイブリダと呼ばれ、パワートレインは3気筒ターボガソリンエンジン+21kwモーターとなり、3車種、スペチアーレ(限定200台)、プレミア、コア、とあり価格は533万円~420万円となる。BEVモデルはエレットリカと呼ばれ1車種のみプレミアが用意され価格は556万円となり、全体的にかなり価格を抑えた設定となっている。

エアコンの吹き出し口にも、アルファのエンブレム“ビシォーネ(ヘビ)”がついている。
Photo:池淵 宏

日本の市場では、このコンパクトSUVが人気なのでライバルが非常に多い。その中でジュニアは、かなりお買い得な価格設定になっていることからステランティスの本気度が伺える。

最後に、イベント参加と実車を見て、このコンパクトSUVが「ジュニア」の名にふさわしいスポーティなモデルとなっていたことを改めて感じた。

Text:池淵 宏