【ニュル新記録】「VW ゴルフGTIエディション50」がVWのノルトシュライフェ記録を破る衝撃のデビュー!
2025年6月18日

VW ゴルフGTIエディション50がフォルクスワーゲンのノルトシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)記録を破る。シリーズ生産車部門記録保持者となった新型ゴルフGTIエディション50が、その真価を証明!
ニュルブルクリンクでの初公開、ワールドプレミア前に記録樹立: 正式発表前に、新型「VWゴルフGTIエディション50」が話題を呼んでいる。2025年6月20日、ニュルブルクリンク24時間レースで世界初公開されるこの特別モデルは、すでに歴史に名を残した。
ゴルフGTIエディション50はノルトシュライフェで最も速い量産型VWだ
レーシングドライバーのベニー レウヒターが伝説のニュルブルクリンクサーキット北コース「ノルトシュライフェ(緑の地獄)」を7分46秒13で周回。公道走行可能なVWとして最速の記録を樹立した。これは、2026年にコンパクトスポーツカーのアイコンである「ゴルフ」の50周年を記念して発売される新型「ゴルフGTIエディション50」の量産型テスト車両によるものだ。

比較のため:2016年にレウヒターは「ゴルフGTIクラブスポーツS」で、7分49秒21のタイムを記録した。四輪駆動の「ゴルフR 20周年エディション」でさえ、2022年には7分47秒31を要した。新しい「GTI」は、前輪駆動にもかかわらず、トップに立ったのだ。
ノルトシュライフェのDNAを標準装備
「このフォルクスワーゲンがノルトシュライフェをこれほど軽快に走るということは、本当に印象的です」と、レウヒターは語る。「全体のセッティングにより、ノルトシュライフェの理想的なラインを高精度で走ることができます。グリーンヘルで本当に速く走りたいなら、確実に路面の凹凸を吸収しながら非常に高いコーナーリングスピードが必要となりますが、まさにその点を、ゴルフGTIエディション50は完璧に実現しています。」

タイムアタックに際してはオプションのパフォーマンスパッケージを採用した: ノルトシュライフェ専用セッティング、ブリヂストンの19インチセミスリックタイヤ、軽量鍛造ホイール、および特別にチューニングされたサスペンション。目標は、ハイスピードコーナーリングでの安定性だ。
量産車に近い仕様での最速記録
フォルクスワーゲンによれば、この記録を樹立した「GTI」は、今後注文可能となる仕様と同じもので、「パフォーマンスパッケージ」はオプションとして提供される予定だ。「エディション50」は現在、プレシリーズモデルとして販売されており、2026年の市場投入時には正式に販売開始される予定だ。
7分46秒13の記録時間は、グランプリコースから入った約200メートルのT13セクションを含むノルトシュライフェの全区間を含んでいる。これにより、記録の印象はさらに増している。また、車載ビデオによる内部計測では、T13セクションを除いた区間のラップタイム7分41秒27を記録している。
※ オンボード記録走行動画
https://www.youtube.com/watch?v=m1PanfuJ9yc&feature=youtu.be
Text: Bianca Garloff
Photo: Volkswagen