【え、これですか?】トヨタ クラウン スポーツです(笑)というか日本のパーツメーカーがフェラーリ プロサングエ風にカスタムしたクラウンだ!
2025年2月9日

トヨタ クラウン スポーツをフェラーリ プロサングエ風に。トヨタ クラウン スポーツがフェラーリ プロサングエに変身。紹介しよう。これがトヨタ プロサングエだ。日本のチューナーがクラウン スポーツをフェラーリ風に仕上げた。
日本のみで販売されている「トヨタ クラウン スポーツ」と、フェラーリ初のSUVである「プロサングエ」が2022年半ばに相次いで発表されたとき、多くの人が「どちらがどちらを真似したのか?」と疑問を抱いた。2台の外観デザインは非常に似ている。日本のカスタムパーツメーカーである「エアロオーバー」は、このことを極端に推し進め、比較的少ない労力で「クラウン」を「プロサングエ」のクローンのように見せている。
「クラウン スポーツ」のフロントには、目立つ大型のスポイラーが取り付けられている。トヨタのリヤには新しいエプロンが取り付けられている。市販モデルよりも滑らかさに欠け、明らかにフェラーリからインスピレーションを得たデザインだ。リヤの主役である4本出しのエキゾーストシステムを収めるスペースを確保するために、ナンバープレート横の反射板が移動されている。これは「プルサングエ」と同じだ。

マラネロ発のスポーツSUVは、排気量6.5リットルの725馬力V12エンジンの排気ガスを排出する。エアロオーバーの「クラウン スポーツ」は、その半分以下の306馬力だ。そして、「プロサングエ」のエンジンと比べると、エンジンは実に可愛らしい2.5リッターの4気筒エンジンだ。
新しいホイールリムとロゴ
視覚的な変更点に戻ると、よりスポーティーなホイールリムとサイドの黄色いブレーキキャリパーが、この車をフェラーリのように見せている。しかし、最も顕著な変更点はエンブレムだ。「クラウン スポーツ」には、日本ではクラウンがトヨタのサブブランドであるため、ボンネットにトヨタのロゴは付いていない。そして、「エアロオーバー」によるチューニングには、フェラーリのバッジと非常に良く似たクラウンエンブレムが付いている。黄色の背景に黒のロゴ、フロント部分は長方形、フェンダー部分は紋章の形をしている。むろん、これは単なる偶然の一致ではない。

チューニングされたトヨタはフェラーリよりもほぼ10倍も安い
そして、この楽しさはいくらだろうか?オリジナルと比較すると、プロサングエのクローンは非常に手頃な価格である。リアサイレンサーの変更を含むフロントとリヤのパーツ代は約3,150ユーロ(約50万円)、ロゴはたったの60ユーロ(約1万円)である。それに合う黄色のハブキャップ付きのホイールはまだ価格リストに載っていない。
むろん、車両代金は別である。「クラウン スポーツ」は36,780ユーロ(約600万円)相当で入手可能だ。本物の「プルサングエ」は、その10倍以上、ベース価格は380,000ユーロ(約6,250万円)。
Text: Katharina Berndt
Photo: Aero Over