1. ホーム
  2. ニュース
  3. 【ニューモデル情報】マツダらしいカッコいいデザインを身に纏った新型電動セダン「マツダ 6e」がヨーロッパに上陸!そのすべての情報をお届け!

【ニューモデル情報】マツダらしいカッコいいデザインを身に纏った新型電動セダン「マツダ 6e」がヨーロッパに上陸!そのすべての情報をお届け!

2025年2月1日

マツダ6e(Mazda 6e):新型マツダ6は電気自動車になる。装備レベルは2種類のみ: 最上級の「匠」と「匠プラス」。

中国で発表されたE-Z6がマツダ6eとしてヨーロッパに上陸

マツダはすでに中国市場向けに「6e」を公開していたが、中国では「EZ-6」と呼ばれている。このセダンは、今、新たな名称とともに、ヨーロッパにも登場する。

この電動セダンは、23年間私たちの道を走っているものの、2015年以来ドイツでは提供されていない「マツダ6」の後継車種と見なされている。同時に、マツダは中型モデルの燃焼エンジンに別れを告げ、新しい時代を迎えようとしている。

価格:ベース価格は4万5,000ユーロ(約740万円)前後になる見込み

「マツダ6e」に興味のある人は、しばらく辛抱強く待つ必要がある。新型電動セダンがディーラーに届くのは2025年夏になるからだ。マツダは正確な価格をまだ明らかにしていない。「プライムライン」の前モデルは3万5,000ユーロ(約575万円)から、「匠」装備は4万9,600ユーロ(約815万円)からディーラーで販売されていた。そして、驚くべきニュースだ。電気自動車の後継モデルは「匠」装備で約4万5,000ユーロ(約740万円)となり、前モデルよりもさらに安価となる。

デザイン:マツダ6eは「魂動」デザインを採用

エクステリアデザインを見ると、「マツダ6e」が電気自動車であることはすぐにわからない。PHEVもある「EZ-6」そのままなので、フロントエンドはかなりがっしりとしており、大型のラジエーターグリルが備えられている。これは、電気自動車では珍しいデザインだ。閉じられたグリルには、小さなダイヤモンド型がちりばめられている。マツダ自身は、いわゆる「魂動」デザインについて、ミニマルで本質に焦点を当てていると語っている。

マツダは、このエレガントな赤色を含む8色の塗装仕上げを新型電動セダンに提供している。

細長いヘッドライトに新しいデイタイムランニングライトが組み込まれ、両サイドに向かって伸びている。しかし、メインのヘッドライトはグリルの黒い縁に隠れている。サイドエアカーテンは空力特性を向上させるだけでなく、視覚的にも幅広く見える効果がある。

リヤライトクラスターにも同じことが言え、上部には小さなダイヤモンド型のイルミネーションが装備されている。マツダのロゴマークはリア中央に配置されなくなったが、ブランド名がシンプルな文字で表示されている。

パワーユニット:マツダ6eの航続距離は最大552km

パワーユニットには、ヨーロッパで利用可能な2つの駆動オプションがあり、どちらもBEVとなる。中国市場で提供されているプラグインハイブリッドは、現時点では、ドイツでは利用できない。

四眼のグラフィックを備えたリアライトは、RX-7などのモデルを彷彿とさせる。90km/hから自動的にスポイラーが伸びる。

この2種類のドライブは、バッテリー容量と性能の両面で異なる。エントリーポイントは、258馬力と320Nmのトルクを誇る「マツダ6e e-SKYACTIV EV」である。68.6kWhのバッテリーを車体下部に搭載しているため、航続距離は最大479kmに達するはずだ。最大充電電力が200kWであるため、バッテリーは最速で22分で10%から80%まで充電できる。マツダが依然として400ボルトのアーキテクチャを使用しているのは残念だ。他のメーカーは800ボルトを提供しているため、より高速な充電が可能だ。

大型バッテリーは充電に2倍の時間がかかる

「マツダ6e e-SKYACTIV EVロングレンジ」は、出力は若干劣るが、大型バッテリーを搭載しているため航続距離は長くなっている。80kWhのバッテリーを搭載しているため、最大552kmを走行できる。航続距離が短く、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したモデルとは対照的に、ニッケルコバルトマンガン電池が搭載されているが、95kWでの充電しかできない。

つまり、10%から80%までの充電には、理想的なケースで45分かかるということだ。航続距離の差がわずかであることを考えると、ほとんどの顧客はより小さいバッテリーを選ぶだろう。「マツダ6e」は、家庭で最大11kWで充電でき、空のバッテリーは7~8時間で完全に充電される。他のモデルでは、22kWで2倍の速さだ。

マツダ6eの車内は非常にすっきりとしている

そして我々は車内へと乗り込んだ。車内はすっきりとして落ち着いた雰囲気だ。以前よりも扱いやすくなった。以前は、このセダンには5つの異なる仕様があり、20周年を記念して6つ目のバージョンが追加された。現在残っているのは「匠」と「匠プラス」の2つのラインだ。装備によって、内装は合成皮革または本革で覆われている。

コックピットは非常にすっきりとしており、クラシックなボタンではなく、タッチパネルと音声コントロールを採用している。

インフォテインメントに関しては、マツダはこれまで時代遅れな傾向があり、タッチパネルではなく、ほとんどが触感式のボタンを採用していた。しかし、新型車では変化が見られる。インフォテインメントシステムには、10.2インチのダッシュボードディスプレイと、12種類の背景画像でカスタマイズ可能な14.6インチの中央ディスプレイが搭載されている。

高品質な仕上がりと優れた空間

さらに、この電気自動車には拡張現実機能付きの新しいヘッドアップディスプレイが搭載されている。現在の自動車業界では目新しいものではないが、マツダにとっては初めての試みだ。この機能により、仮想の50インチスクリーンが作成され、道路上に視覚的に重要な運転データを投影する。

後席には背の高い乗客が座れる十分なスペースがある。

「6e」は、快適なシートと高品質な仕上がりだけでなく、広々とした空間も魅力だ。少なくともパノラマルーフを搭載していない場合、背の高い人にとっては頭上スペースが狭く感じられるかもしれない。パノラマルーフを装備している場合は、頭上スペースが数cm広くなるため、身長190cmの人でも後部座席で快適に過ごすことができる。

フォトギャラリー:新型電動セダン「マツダ 6e」

Text: Sebastian Friemel
Photo: Mazda Motor Company