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【新着ニュース】はいどんどん追加されます VWゴルフ8 GTD登場

2020年10月20日

今度は高性能ディーゼルバージョン VWゴルフ8 GTD(2020): 価格、テスト、馬力、操作性、テクニカルデータ

すでにこのフォルクスワーゲン ゴルフⅧは注文可能だ。新型VWゴルフGTDは先代モデルよりも高価になった。最もパワフルなディーゼルゴルフ、新型ゴルフGTDは、200馬力、400Nmのトルクと2つのSCRシステムを搭載。価格を含むすべての情報!

LEDストリップは、デイタイムランニングライトとして機能し、GTDに標準装備されている。ベーシックモデルのゴルフの場合は、オプションとなる。

➤ 外観
➤ インテリア
➤ 駆動方式
➤ マーケットローンチと価格(最新情報!)

VWがディーゼルゴルフに一石を投じた!
新型ゴルフGTDで、フォルクスワーゲンは、これまでで最も強力な自然燃焼式ゴルフを発表した。
200馬力と400Nmのトルクで、GTDは、先代モデルよりもはるかに優れた出来上がりとなっている。
改訂された「AdBlue」噴射システムの助けを借りて、フォルクスワーゲンは、ディーゼルエンジンの窒素酸化物排出量を大幅に削減することを目指している。

ゴルフ8 GTIからのスカート
GTDは一見しただけでもスポーツモデルであることがわかるものとなっている。
フロントエプロンはGTIから高速ディーゼルに引き継がれている。
ワイドなハニカムグリルは前を走る車のバックミラーに強い印象を与え、装飾的なサイドクリップがフロントをさらに迫力あるものにしている。
チェッカーフラッグデザインのグリルに、オプションのフォグランプを装備。
「GTD」の特徴として、ブランドロゴの高さにシルバーのトリムを採用。このトリムは、標準装備のLEDヘッドライトに至るまで車両の幅全体に渡って配置されている。
この装飾の下には、デイタイムランニングライトとなる連続した光の帯が敷き詰められている。
デイタイムランニングライトはゴルフGTの全てのバリエーションに標準装備されており、VWではこれまでにないユニークなものとなっている。
それは、フロントエンドにさらに独立したキャラクターを与えている。
オプションで「IQ-Light」と呼ばれるマトリックスLEDライトも用意されている。
リアでは、大きなルーフスポイラーと中央に配置されたGTDのロゴがまず目を惹く。
エキゾーストシステムはこれまでと同様、左寄せのダブルテールパイプで終わる。
テールパイプは本物で、偽物のカバーはない。
これはベースモデルのゴルフとは異なる。

10インチディスプレイを標準装備
インテリアはほかの「ゴルフ8」ほとんど同じでGTDのデジタルコックピットは、10インチの大型中央ディスプレイを標準装備し、8.8インチの小型バージョンはここでは提供されていない。
MIB3のインフォテインメントは、タッチサーフェス、ボイスコントロール、またはステアリングホイールのボタンですべて操作する。
GTDロゴをあしらった下部フラットなスポーツステアリングホイール、赤い脈打つスタートボタン、専用のスピードメーターディスプレイ、グレーのチェック柄のインテグラルシートがスポーティさを演出している。
本革張りを選択すれば、当然チェック柄は省略される。
トランク容量は381リットルのままで、リアシートを倒すと1237リットルとなる。
他のゴルフのバリエーション同様、GTDも5ドアのみの設定となる。

3つの丸い計器は、様々な車両情報を表示する。

デュアルクラッチトランスミッションのみ
新型GTDは、排気量2リッターの4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載したまま。
それが大幅に見直され、「EA288 evo」と呼ばれるようになった。
パワーユニットは滑らかな200馬力を発揮し、トルクは豊かな400Nmだ。
それぞれ、先代モデルよりも、16馬力と20 Nmの増加だ。
しかし、トランスミッションの選択肢は減った。
6速マニュアルトランスミッションはキャンセルされ、唯一の利用可能なギアボックスは7速DSGとなる。

VWはディーゼルGTを長距離志向の車として理解してもらいたいと考えているため、マニュアルトランスミッションは廃止という判断を下した。
従来通り、駆動は前輪のみ。
電気機械式の可変フロントアクスルロック「XDS」は、できるだけロスなくパワーを路面に届けることを目的としている。
最高速度は244km/h。
0から100km/hまでの加速タイムは7.1秒。
2基のSCR触媒コンバーターとダブルアドブルーインジェクションの助けを借りて、CO2排出量は114g/kmとなっている。

そのスポーツサスペンションのおかげで、最強のディーゼルゴルフは、標準モデルよりも15ミリメートル低くなっている。
電子的に調整可能なダンパーシステムDCCは、オプションとして利用可能だ。
GTDは標準で17インチのアルミホイールを装着しているが、追加料金を払えば、19インチまでサイズアップは可能だ。
ディーゼルホットハッチのブレーキは、赤いキャリパーと、ブレーキディスクの直径がフロント312mm、リア272mmのブレーキが採用されている。

ゴルフGTの全バリエーションにレッドブレーキキャリパーが標準装備されている。GTDは標準型ゴルフ15mm低い。

価格は35,000ユーロ(約437万円)から
価格は35,000ユーロから始まり、おそらく2020年内に最初のロットがデリバリーされるだろう。
ディーゼルバージョンのステーションワゴンは、ゴルフ8には用意されない。

果てしなく続くフォルクスワーゲン ゴルフⅧの車種追加ニュースだが、今度はGTDのニュースソースをお届けることになった。
今までを振り返っても、廉価版、GTI、GTE、R、GTIのさらに高性能モデルのクラブスポーツ、そしてGTDとどこにも漏れのないラインナップを着々と築きつつあるが、GTDをここで出すということは、ディーゼルエンジンの開発も、存続も、まだまだやりまっせ、という表明であり、ちょっと個人的には嬉しいニュースである。
例のフォルクスワーゲンのディーゼルエンジンゲイト事件以降、ディーゼルエンジンはシュアも落ちているというし、開発も中断されてしまうのではないかと心配していたが、どっこいそうではなかったというのがなんとも頼もしい。

まだまだヨーロッパではディーゼルエンジンのニーズもあるはずだし、高速道路主体の使用方法ではGTEなどよりも、GTDをというチョイスは大いにありだろう。
日本にもぜひGTD入れてくれたらなぁ、と個人的には思うが、そのまえに普通のゴルフⅧ(含む、普通のディーゼルエンジンモデル)を早く入れて欲しい、というのが今の正直な気持ちである。

Text: Moritz Doka
加筆:大林晃平
Photo: Volkswagen AG