【動画付き】またまた欠陥! マジか? テスラ モデルYのルーフが!
2020年10月15日
超短い動画付き テスラの新型SUV モデルYのルーフが走行中に吹っ飛ぶ
テスラの運転手がツイッターで文句を言う。「私のモデルYの屋根が飛んだ」、と。 アンビリバボー! 米国からの深刻なツイッターの投稿によれば、運転中にテスラ モデルYの屋根が飛んだ???とのこと。もちろん、電動SUVはデビューしたてのまったくの新車だった!
今までもテスラの仕上がりの悪さへの不満は何度も聞かされてきたが、これまた新たなるテスラの品質問題だ。市場デビューを果たしたばかりのテスラ モデルYに関して、アメリカのツイッター上の投稿が、現在ネット上で大きな波紋を呼んでいる。その中で、真新しい電気自動車(E-SUV)に乗った、彼と彼の父親から、強大なガラスの屋根が全速力で飛び去っていく様子を描写している。「おい、イーロン マスク、テスラはいつから、コンバーチブルを販売していたのか、教えてくれないか?」と、投稿者の「ナサニエル」はユーモアたっぷりの皮肉を込めて尋ねている。示された短い動画(青空をたくさん見せている)はあまり意味がないかもしれないが、メディアの報道によると、起きたことは事実で、ツイッターでの記述は絶対的に正しいとのことだ。
それによれば、ニューオーナーは、わずか2時間前にカリフォルニア州ダブリン(サンフランシスコの西)にあるテスラのディーラーでから、モデルYを受け取ったとのこと。数キロ走った後、コンパクトSUVは、激しい風切り音を立てたかと思うと、その後、突然、ハイウェイ580号線上で、パノラマルーフ全体が「さよなら」と言った。短いパニックが終わった後、父と息子はディーラーに車を走らせて戻ってきた。結果的に事故や怪我の報告がなかったことが幸いだったと言えよう。
テスラのボス、マスクは今のところ反応していない
テスラの反応は?現場の管理者は、その解明にほとんど貢献できなかった。おそらく、パノラマルーフのシーリングの接着が不十分であったか、工場が単にルーフのシーリングを忘れていただけなのかもしれない。ニューオーナーである親子、2人のテスラのドライバーは、当分の間、代替車を含む無料修理の申し出を拒否した。同社のボスであるイーロン マスク氏は、他のことでは、ツイッターで積極的に発言しているが、今のところ、本件に関しては反応していない。過去に半自律走行のテスラで起きた酷い事故の時とは対照的だ。
テスラ モデルYは、アメリカの電気自動車の最新大量生産モデルだ。モデル3ベースの7人乗りSUV版は、パフォーマンスバージョン(6万5000ユーロ=約812万円)で、航続距離480キロ、時速100km/hまで3.7秒での加速、241km/hの最高速度を約束している。
モデルYは、2021年の初めに欧州に到着する予定で、その後は、ベルリン郊外の新しいギガファクトリーでも生産されることになっている。つい数週間前、あるオーナーがフォーラムで、エンジンルームの熱交換器を金物店の部品を使って素人っぽく取り付けていることに不満を漏らしていたが、今回のモデルにも、不安要素や懐疑的な点はたくさん存在しそうだ。それでも人々が先を争うように、テスラを好んで購入するのが不思議でならないと思うのは私だけだろうか…。
007のアストンマーティンDB5ではないのだから、ルーフが飛んでっちゃだめだろう……という、ここまで品質が低いと、本当に安全に関しての基準がどれだけ低いんだ、という気持ちになるテスラだ。 今までもオートパイロットによる死亡事故や、火災、開閉ドアのトラブルなどなど、他の自動車メーカーではありえないトラブルの続いてきたテスラだが、もはやこうなってくるとなにも信じられなくなってきた、というのが正直なところである。 テスラを他の車と同じレベルで比較しちゃいけない、とは言われるが、それでも今こうしている間にも一般の路上をほかの車と走っていることは事実だし、人の命を乗せていることもいうまでもない。 だからこそ、これからもテスラのさまざまな情報は続けて届けていく予定だし、あくまでも「自動車」としての評価をお届けしたいと考えている。
Text: Christian Jeß
加筆:大林晃平
Photo: AUTO BILD assembly
Tesla/Thomas Violinist
Twitter Image/TheNastyNat