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【警察のための電気自動車】高級EVメーカー ルシッドモータースが警察の基準に合わせて調整されたEVコンセプト「エア ストライフ」公開!

2024年12月11日

高級パトカーとしてのルシッド エア(Lucid Air):ルシッドモータースの計画が実現すれば、米国の警察は今後、高級電気自動車のエア ストライフ(Air Streife)を運転することになるだろう。これが警察の基準に合わせて完成したバージョンだ。

「ルシッド エア」がパトカーに?現実離れしているように聞こえるかもしれないが、米国の高級電気自動車メーカー、ルシッド モータースがパトカーを作るとこうなる。「ルシッド エア」の改良版は、最近米国で行われたカリフォルニアハイウェイパトロールのテストで発表され、人目を引いた。クラッシュバー、回転灯、統合型拡声装置を備えたエレガントな電気の高級車は、完全に警察の基準に合わせて調整されている。

ルシッド モータースは、この車に米国の道路で使用するために必要なものをすべて装備した。その結果、最新技術とスタイルを兼ね備えたパトカーが誕生した。

ルシッド エア: 警察業務に最適な航続距離

印象的なデザインに加え、警察官にとっての具体的な利点として、700kmを超える航続距離も挙げられる。そのため、ルシッドは、長時間の業務に最適なパートナーとして「エア」を位置づけており、銃器やその他の装備を運搬するのに最適な広々とした車内スペースも強調している。

これが警察官の誰もが夢見るパトカーの姿だ。

しかし、「ルシッド エア」は魅力的に見えるものの、BEVパトカーの夢を台無しにしてしまう可能性がある側面もある。それは価格の高さだ。エントリーレベルの「ピュア」モデルは約7万1,400ドル(約1,100万円)から、装備が充実した「ツーリング」バージョンはすでに8万400ドル(約1,245万円)だ。

それどころか、「グランドツーリング」モデルの価格は11万2,400ドル(約1,740万円)に跳ね上がり、最高級モデルの「サファイア」は25万500ドル(約3,880万円)と、パトカーとしては、ほぼ想定外な価格だ。

ルシッド エアは警察官の夢の車であり続けるのだろうか?

「ルシッド エア」が警察当局の標準車両となるかどうかは不明だ。しかし、コンセプトだけでも、未来のパトカーがどのようなものになるかを示している。そして、アリゾナ州カサグランデ発のこの高級電気自動車は、これまで目にした中で最も素晴らしい警察用プロトタイプの1つであることだけは間違いない。

Text: Bianca Garloff
Photo: Lucid Motors