復活した“スリーポインテッドスター” メルセデス・ベンツの新型「EQS」登場
2024年11月21日
メルセデス・ベンツ日本は新型「EQS」を2024年11月13日に発表し、正規販売店ネットワークを通じて注文受付を開始した。デリバリーは2024年11月以降になる予定。
2022年9月にメルセデス・ベンツ初のラグジュアリー電気自動車として日本に導入された「EQS」。最善か無か、クルマの理想を追い求めてきたSクラスの歴史と伝統をDNAとして受け継いだラグジュアリー電気自動車、それがEQSである。つまり、EV専用プラットフォームによるラグジュアリーと快適性の理想を実現したメルセデス・ベンツの電気自動車としてのフラッグシップが「EQS」である。
今回の新型「EQS」では内外装を刷新すると共に、デジタルコンテンツの強化、バッテリー容量を増大するなどアップデートを実施し、ラグジュアリーと快適性の更なるレベルアップを図った電気自動車になっている。
エクステリアとインテリア
エクステリアでは「EQS 450+」に伝統のクロームルーバーラジエーターグリルとボンネットマスコットを標準装備し、電気自動車のフラッグシップに相応しいデザインとなった。新デザインの21インチAMGアルミホイールも新たにオプションで用意された。利便性を向上させるためにソフトドアクロージング機能や電動充電フラップも新採用された。
インテリアはMBUXエンターテイメントパーケージプラスやiPhoneに対応したデジタルキーを標準装備の他、ダッシュボードをほぼ埋め尽くす大型曲線スクリーン「MBUXハイパースクリーン」をEQS 450+に標準装備。同モデルにAMGラインパッケージオプションを選択するとシートの素材がナッパレザーに変更される。メルセデスEQS 53 4MATIC+にはエクゼクティブシートが標準装備(EQS 450+にオプション設定)、またAMGカーボンファイバーインテリアを標準装備されている。
パワートレイン
リチウムイオンバッテリーの容量は、118.0kWhに増大し、一充電走行距離(WLTCモード)は、EQS 450+では700kmから759kmに伸長している。EQS 450+は、リアに電動パワートレイン(eATS)を搭載し、最高出力360PSを発揮。メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+は、フロントとリアにeATSを搭載し、658PSを発揮する。
メーカー希望小売価格(消費税込み)は次の通りで、ハンドルは左右から選択可能。
・EQS 450+:¥15,350,000。
・メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+:¥23,950,000。
Text:アウトビルトジャパン
Photo:メルセデス・ベンツ日本