パリサロンでお披露目された新型「シトロエンC4とC4X」リフレッシュされたC4の全ての情報をお届け!
2024年10月31日
シトロエンC4/C4X(Citroën C4/C4X): シトロエンC4について知っておくべきこと。最も大きな変更点はフロントエンドで、現在のブランドの顔に合わせて変更されている。
「シトロエンC4」は20年にわたってその歴史を刻んできた。コンパクトカーの現行の第3世代は、初めて電気自動車の「e-C4」とクロスオーバーの「C4X」としても発売され、そして今、フェイスリフトが予定されている。
デザイン:フェイスリフトでフロントが新しく
サイズに関しては、ほぼ現行の「C4」そのままだ。最も大きな変更点は、現在のブランドアイデンティティに適合した「C4」と「C4X」のフロントエンドだ。つまり、3つの部分からなるデイタイムランニングライトを備えたLED技術を用いた新しいヘッドライトだ。小型の「C3」とは異なり、3つのライトエレメントはすべて水平に配置されている。
もちろん、「C4」には引き続き新しいレトロ調のロゴが採用される。フロントスカートに装着されていたプラスチックパネルは、以前はかなり上まで立ち上がっていたが、現在はよりフラットになり、下に移動している。おなじみのコントラストカラーの装飾トリムはそのまま残されている。クロームメッキの外装は廃止されたが、ウィンドウフレームの下端とフロントグリルは常にブラックだ。
リアが新しくなったのはC4だけ
リアにも多くの変更が加えられた。少なくとも「C4」には。フロントのグラフィックを再び取り入れた新しいリアライトがある。一方、登場してまだ2年しか経っていない「C4X」のリアは変更されず、新しいロゴが付けられただけだ。
電動化されたパワーユニット
今回のフェイスリフトの一環として、シトロエンはいくつかのエンジンをラインナップから外した。残ったのは電気駆動のみで、ハイブリッド仕様は2種類、エントリーレベルの「ハイブリッド100」と「ハイブリッド136」だ。BEVは100kW(136馬力)と115kW(156馬力)の2種類がラインナップを完成させており、最大420kmの航続距離を約束している。
しかし、シトロエンは「C4」の純粋な燃焼バージョン(ガソリンおよびディーゼル)を後日発売するオプションを残している。これは顧客からのフィードバックや需要次第だ。従って、今後の展開が注目される。
装備:大型デジタルコックピット
インテリアでは、やや小型のコックピットディスプレイが7インチのスクリーンに置き換えられた。オプションとして、重要な情報はヘッドアップディスプレイによりフロントガラスの前の小さなスクリーンに投影することもできる。さらに、最新世代のインフォテインメントが「C4」に導入された。このディスプレイは10インチだ。
しかし、インテリアの変更は大型ディスプレイと新しいソフトウェアだけではない。より快適なシートクッションを備えた新しいシートにより、運転中の快適性がさらに向上するはずだ。
結論:
今回のフェイスリフトにより、シトロエンは「C4」と「C4X」に新しいブランドイメージを与える。ただし、その変更は若干の修正にとどまる。将来的に電動駆動のみになるという事実は、一部の潜在的な顧客を失望させるかもしれない。メーカーが批判にどう反応するのか、注目だ。
Text: Sebastian Friemel
Photo: Stellantis