ルクレール3勝目!!!フェラーリ1-2フィニッシュでレッドブル時代の終わりか!?F1第19戦アメリカGP
2024年10月21日
近年まれにみる大接戦が繰り広げられたアメリカGPをルクレールが制し、フェラーリがワンツーフィニッシュ!ノリスとフェルスタッペンによるエキサイティングなバトルも!
オースティンで開催されたF1アメリカGPでシャルル ルクレールが優勝。フェラーリがワンツーフィニッシュでコンストラクターズポイントを重ねて48ポイント差まで迫った。
オープニングラップから激しいバトル
ポールポジションのランドー ノリスがドライバーズチャンピオンシップ争いトップのマックス フェルスタッペンを抑え込もうとしていたところの隙をついて4番手スタートのルクレールがトップに立つ。サインツはまずノリスを、そしてピットストップの後にフェルスタッペンを制してフェラーリのワンツーフィニッシュを飾った。
2台の赤いレーシングカーが比較的無難にレースを展開すると、レースはノリスとフェルスタッペンの3位争いに視線は集中。マクラーレンのスターはコース外で世界チャンピオンを追い越したとの判定を受け、その行為により5秒のペナルティを受けた。その結果フェルスタッペンは3位をキープし、ノリスは4位に後退した。これによって上位3チームがわずか48ポイント差の中にある緊迫した展開となっている。
ノリスのペナルティに関する議論
しかし、この判定は議論を巻き起こした。その理由の一つは、レースのスタート時にジョージ ラッセル(メルセデス)がバルテリ ボッタス(ザウバー)を同じ場所でコース外に押し出し、ミラーイメージの状況でペナルティを受けていたことだ。唯一の違いは、ボッタスはラッセルの後ろに落ちたことだ。
フェルスタッペンは「スチュワードは彼らの仕事をしています。それについて私がこれ以上コメントする必要はありません」と、ただそう語るだけだ。Skyの専門家ラルフ シューマッハは、「あれはレースだった。マックスもコーナーを攻略できなかった」と考える。レッドブルのチーフアドバイザー、ヘルムート マルコは微笑みながら、「より劣ったマシンでノリスを長い間抑え続けることができたのは、マックスにしかできないことだ」と語る。
マクラーレンのオスカー ピアストリは、後発のジョージ ラッセルとセルジオ ペレスに先行され、5位でフィニッシュする。ニコ ヒュルケンベルグは、ハースを駆る唯一のドイツ人ドライバーであり、チームのホームレースで再びポイントを獲得し、8位でフィニッシュする。
ローソンへの称賛
ダニエル リカルドに代わってレースに出場したレーシングブルズのリアム ローソンは15位スタートから9位でフィニッシュし、ポイントも獲得した。「彼は将来有望なドライバーだ」とヘルムート マルコは称賛した。
ルイス ハミルトンは、このレースで唯一リタイアしたドライバーとなった。7度のチャンピオン経験を持つハミルトンは、レース開始直後にメルセデスでグラベルトラップにスピンしてスタックしてしまった。「車が跳ねていたので、コントロールを失ってしまった」と、39歳のハミルトンはSkyのインタビューでリタイアについて語った。リアがジャンプし始めたんだ。プッシュもしていないのにリアが飛び出したんだ。何かが間違っている「リアが跳ね始めたんだ。プッシュもしていないのにリアが飛び出したんだ。車がそんな風にスピンするなんて、本当に驚いている。何かがおかしいんだ」。
2024年F1第19戦アメリカGP決勝結果(10位まで)
1.シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ 1:35:09.639
2.カルロス・サインツ・ジュニア(スペイン) – フェラーリ +8.562秒
3.マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル +19.412秒
4.ランド ノリス(イギリス) – マクラーレン +20.354秒
5.オスカー ピアストリ(オーストラリア) – マクラーレン +21.921秒
6.ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス +56.295秒
7.セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル +59.072秒
8.ニコ ヒュルケンベルグ(ドイツ) – ハース +1分02.957秒
9.リアム ローソン(ニュージーランド) – レーシングブルズ +1分10.563秒
10.フランコ コラピント(アルゼンチン) – ウィリアムズ +1分11.979秒
ドライバーズランキング(19戦終了時点の順位 10位まで)
1.マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 354ポイント
2.ランド ノリス(イギリス) – マクラーレン 297ポイント
3.シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ 275ポイント
4.オスカー ピアストリ(オーストラリア) – マクラーレン 247ポイント
5.カルロス サインツ・ジュニア(スペイン) – フェラーリ 215ポイント
6.ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス 177ポイント
7.ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス 167ポイント
8.セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル 150ポイント
9.フェルナンド アロンソ(スペイン) – アストンマーティン 62ポイント
10.ニコ ヒュルケンベルグ(ドイツ) – ハース 29ポイント
コンストラクターズランキング(19戦終了時点の順位)
1.マクラーレン 544ポイント
2.レッドブル 504ポイント
3.フェラーリ 496ポイント
4.メルセデス 344ポイント
5.アストンマーティン 86ポイント
6.ハース 38ポイント
7.レーシングブルズ 36ポイント
8.ウィリアムズ 17ポイント
9.アルピーヌ 13ポイント
10.ザウバー 0ポイント
Text: Bianca Garloff