ほぼほとんどのキャンプ初心者が犯す典型的な過ち×5件
2020年9月19日
モーターホームでのキャンピング: 典型的なミステーク
ほとんどすべてのキャンプ初心者はこれらの5つの間違いを犯す。キャンピングカーでのキャンプは今やトレンドだ。しかし、キャンピングとモーターホームに慣れていない人は往々にして間違いを犯す。それらには最後に余計なお金がかかるだけでなく、セキュリティにもかかわる問題だ!
モバイルでの休暇が大流行している。
そこに奇跡は存在しない。
キャンピングカーとの旅行もそれなりの準備は必要なことは言うまでもない。
初心者は特に何度もその段階で間違いを犯すが、これは快適さと安全性を犠牲にして終わり、最終的には余計な費用もかかることがある。
そこで我々は、絶対に避けるべき間違いを説明しておこう!
その1: 水タンクを完全に満たす
一見、キャンピングバケーションの初めに水タンクを一杯にしておくのは、グッドアイデアのように思えるかもしれない。
しかし実際には、これはモーターホームの過負荷につながる間違いだ。
容量に応じて、任意の量のフレッシュウォーターがタンクに収まり、多くの場合は、100リットルを超える。
多くの人は、これもモーターホームが移動しなければならない体重が100キロを超えることを忘れている。たとえまだ最大積載量を使い果たしていなくても、燃料消費量は増加する。
したがって、経験豊富なキャンパーは、目的地への移動中に必要なだけの水でタンクを満たす。
原則として、1人1日あたり10リットルで十分だ。
その後、タンクはキャンプ場で補充できる。
もちろん、帰りの旅行にも同じことが言える。
ここで同じく非常に重要なことは、廃水タンクを空にしておくことだ。
その2: モーターホームに適切に積載しない
最大の積載量と積載物の安全確保は、キャンピングカーでのバケーションにおける2つの重要なテーマだ。
車両がどれだけの重量を運ぶことができるかを知るためには、車両登録書類を調べれば十分だ。さらに、車両の乾燥重量は、許容総重量から差し引かれる。
注意:タンク(および燃料)は通常、この計算には含まれない。
また、特別装備は考慮されていない。
もちろん、乗客の重量も総積載量に含まれている。
したがって、多くの場合、キャンピングカーに入る荷物の数は、思っているよりも少なくなる。
だから、例えばセラミックの代わりにプラスチックの皿など、軽量化の方法で梱包することをお勧めする。
すべてがよく収納され、安全でなければならない。
一般的に、重いものは下に、軽いものは上に配置収納する。
すべてをボックスまたは適切な保管コンパートメントに収納する必要がある。
緩んで飛び回る物がないことを確認する。
キャンピングサイトで、キャンプのベテランの人に、配置や収納の仕方について、アドバイスを請うことをお勧めする。
その3: 乗車中に立ち上がる
何でもないことのように聞こえるかもしれないが、移動中に立ち上がり車内を歩き回るのは危険だ。
特に初心者は、運転中にキャンピングカー内で歩き回るのという間違いを犯すことがよくある。
しかし、それによって事故や急ブレーキが発生した場合、それは取り返しのつかない結果につながる可能性がある。
キャンピングカーでの運転中に立ち上がることは絶対に禁止されている。
ここでもシートベルト着用の義務が適用されるし、子供がいる場合は、適切なチャイルドシートを忘れないようにしなければならない。
その4: 寒さと暑さを過小評価する
雲一つなく美しく晴れたロケーション?
キャンピングカーでバケーションをと考えているなら、これはあまりお勧めできるキャンピングサイトではない。
燃える太陽の下、キャンピングカーは異常に熱くなり、不快に暑くなる。
半分日陰かまたは日陰の場所を選択し、時刻にも注意することをお勧めする。
キャンピングカーが早朝だけ太陽の下にある場合、一日中太陽が当たっているときほど、暖房が上がらない場合がある。
同じことが逆にも当てはまる。
特に、外が暖かいときは、多くのキャンプ初心者は、夜には非常に寒くなることを過小評価している場合が多い。
キャンピングカーに暖房機器が設置されていない場合は、適切な寝袋を用意する必要がある。また、クルマの中で暖房器具(火を焚いての)は絶対にやってはいけない行為なので注意したい。
その5: キャンピングカーを乗用車と見なす
モーターホームには、たとえ小さなモデルであっても、乗用車とは異なる運転およびブレーキの動作がある。
また、すでに負荷のために、可視条件は異なる。
したがって、車両の感覚をつかむために、必ず事前に試乗することが肝要だ。
これを行う最良の方法は、乗客がいて、荷物が積載された状態だ。
ルートを計画するときは、通常、モーターホームは普通の車ほど高速ではないことに注意しなければならない。
したがって、より多くの時間がかかることを想定する必要がある。
車の旅と同様に、定期的に休憩を取り、必要に応じてドライバーの変更を計画する。
また重要なことは、モーターホームのナビゲーションシステムを盲目的に信頼しないことだ。道幅や車高の問題などで、キャンピングカーで通過することが不可能な場合が往々にしてあるからだ。
今回のことは当たり前といえば当たり前なことばかりではあるが、あらためて読んでみると、そうだよなあ、と感じることの多い内容であった。
「その5」の「大きさの問題」は全くその通りで、車重や大きさなどをきちんと把握して運転しなければ、キャンピングカーは危険な挙動となってしまう場合も多い、というのは本当にその通りである。日本でも昨今、キャンピングカーによる事故が増えている、というのが事実で、多くは横転したり、コントロールを失って衝突したりしている画像を見ることは決して少なくない。考えてみれば本当に当たり前だが、車重や重量バランスなどを考えれば、普通のクルマのような運転でペースをあげて走ってしまえば、普通車よりも圧倒的に低い段階であっという間に限界を迎え、コントロール不能に陥るであろうことは想像がつく。
常にキャンピングカーを運転していることを自覚し、丁寧に運転することが望まれるだろう。家が走っている、と思って運転するくらいの慎重さでも決して間違いではないと思う。
あと個人的に興味深かったのが、「1」の「水タンクを満水にしない」というポイントで、私などは心配症だからつい「必ず満水」にしてしまうはずだが、確かに言われてみれば、自分の使う適切な量だけ、というのはすべてのキャンプに共通するハナシ、であることは言うまでもない。いかに無駄なく、足りる量でスマートにというのがキャンピングカーにも、キャンプにも、もっと言えば普段の生活にも大切なポイントであって、なんでも満タン、なんでも必要以上に、というのは飽食時代にしみついてしまった贅沢病に違いないのだから。
他にも、火の始末は気を付けようとか、クルマの中での暖房行為は一酸化炭素で危険なのでやめましょう、などいろいろ考えられるが、どれも普通の生活でやってはいけないことばかりなのはキャンピングカーというものは生活の延長なのだから当然のことである。どうかくれぐれも油断せず、楽しい時間をキャンパーで送ってほしい。
Text: Lena trauterman
加筆:大林晃平