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Auto Bildの長期テスト車「ポルシェ マカンGTS」 のお別れツアー 別れが惜しい・・・

2024年8月11日

ポルシェ マカンGTSの長期テスト。V6マカン、お別れツアーで印象的な走りを披露。V6ガソリンエンジンを搭載したポルシェ マカンGTSは、すべての面で説得力がある。

このクルマから降りたくなくなる。この鮮やかなグリーンの「ポルシェ マカンGTS」は、2023年末から我々に敬意を表してきた。このマカンシリーズは、内燃エンジンの世界に別れを告げる。440馬力、6気筒、全輪駆動、最大1,503リットルのトランクスペース。そして、これまでのところ、その性能を遺憾なく発揮している。

我が編集部に来て、日々の仕事を開始するやいなや、風や天候、そして何よりもたくさんの氷や雪の中を走り出した。四輪駆動のため、装備は常に万全で、渋滞があれば脇道に入ることもできる。暖房、換気、座り心地、夢のようだ。雪が少し深い場合は、エアサスペンションの高さを調整できる。

ソフトに設定できるエアサスペンションを備えたマカンは、レーストラックでフォトカーとして使用されることが多い。

そして3月中旬、ピレリのPゼロ コルサというサマータイヤに履き替える。セミスリックタイヤ?そう、このタイヤはオプションなのだが、アップデートされてウェット性能と快適性の面で再び微調整が施された。だから、雨の中のコルサも心配する必要はない。

数カ月に渡り、レース場からレース場へ、出張でスペインへと国内を駆け巡る。「マカンGTS」は、21インチホイールにもかかわらず、快適な転がり挙動で印象づける。轍でさえも何の問題も引き起こさない。少なくとも、快適なノーマルモードで走行しているときは。

コックピットは快適で、ナビはスマート、操作系はシンプル。注意が必要なのは、中央のタッチスイッチだ。

「スポーツ」や「スポーツプラス」に切り替えてサスペンションが低くなると、ステアリングホイールをより強く握る必要がある。幸い、すべて個別に調整できる。今のところ、テスターは「スポーツ」モードが一番気に入っている。このモードでは、賢いオートマチックギアボックスが常にリミッターに引っかかることなく勝手にギアチェンジしてくれるし、サスペンションは硬めだがでこぼこしすぎず、エキゾーストはフルサウンドを発する。

消費量は?エンジンが大きいので、ガソリンスタンドに行くことが多いと思っていた。しかし、制限内に収まっている。11リッターで、約100km(リッターあたり8.8km)の走行が可能だ。悪くない!

結論:
「ポルシェ マカンGTS」は、燃費を制限内に抑えながら、快適性と運転の楽しさを印象づける。これまた別れが惜しい1台だ。

Text: Guido Naumann
Photo: Lena Willgalis / AUTO BILD