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スクープ! スーパースポーツセダン AMG GT 73 800馬力プラグインハイブリッド

2020年8月29日

73の復活? メルセデスAMG GT 73となるのか

メルセデスAMGは、800馬力のプラグインハイブリッドモデル「GT 73」に本気で取り組んでいるようだ。その兆候が濃厚になってきている。メルセデスAMGはどうやらGT 73 4ドアに取り組んでいるようだ。そのプラグインハイブリッドのスーパースポーツカーは800馬力を発揮する可能性がある。新着の次期AMG GTのスクープ写真と情報!

メルセデスAMGが「73」という略語を復活させる可能性がある!

明らかにアファルターバッハ(AMGの本拠地)のエンジニアたちは、4ドアGTの電動化バージョンに取り組んでおり、GT 73と呼ばれる可能性がある。
ニュルブルクリンクの工業団地で、我々はプラグインハイブリッドのスーパースポーツカーである可能性の高いプロトタイプモデルのスクープ写真を撮ることに成功した!

800PSのフルシステム性能?

2019年ごろから、みんなが忘れかけていた「73」という略語を、AMGが再びハイブリッドドライブの形で使用する可能性があるという噂は以前から流れていた。
この新しいプロトタイプは、その仮定を証明しているようだ。
一見すると普通のAMG GT 63 S 4ドアのように見えるテストカーは、プラグインハイブリッド駆動の次期トップモデルGT 73になる可能性が高い。
リアエプロンだけがカモフラージュされている。
おそらく充電(チャージャー)用ドアを隠すためだろう。
GT 73に関する噂が本当なら、AMGのパワーは、おそらく680馬力のポルシェ パナメーラ ターボS e-ハイブリッドを圧倒的に上回るだろう。
AMGは、これまでGT 4ドアの最高出力が639馬力だった4リッターV8ツインターボを電動化すると予想されているため、リアアクスルに追加の電動モーターを搭載することで、全体の出力が800馬力になる可能性がある。

衝撃的なのは、リアエプロンだけがカモフラージュされていることだ。プラグインハイブリッドのコネクターはここに隠されているのだろうか?

GT 73は年内(2020年内)に発表される可能性がある

興味深いのは、この解釈が全く新しいものではないということだ。
2017年にメルセデスは、将来のGT 4ドアモデルのプレビューとしてAMG GTコンセプトを発表し、このスタディモデルでは、電動アシストで800馬力の4リッターV8ツインターボが想定されていた。
2020年内に発表される可能性のある、このニューモデルは、AMG GT 73、または、GT 73 eと呼ばれる可能性がある。
現時点では、価格のみ推測することができます。
639 馬力の GT 63 S はすでに少なくとも 165,254 ユーロ(約2,100万円)のコストがかかるので、さらに強力なスーパーセダン「GT 73」は、200,000 ユーロ(2,500万円超)のテリトリーのクルマになると想定される。

2017年に発表された、AMG GTコンセプトのスタディモデルで、すでにプラグインハイブリッド+800馬力は想定されていた。

AMGもいよいよプラグインハイブリッドの時代到来なわけだが、ただ単に効率だけを追求したクルマをAMGが出すはずもなく、通常のプラグインハイブリッドとはベクトルの違うクルマを出すことになった。
そうか、こういう手もあったか、と感動はしなかったけれど、プラグインハイブリッドイコール、エコで環境にやさしいクルマ、というステレオタイプな回答ではなかったことが興味深い。おそらく開発者の頭の中には、テスラと、昔のAMG(例えばW126 の頃の500SE AMG とか)の両方の姿があったはずで、その両方を足してミックスした形が800馬力のAMG GT 73なのだろう。
もちろん800馬力などが路上走行で必要なわけなどなく、半分の400馬力でも過剰なほどで、もっと言えばハイブリッドモデルだからと言って決して燃費が良いわけでも維持費が安いわけではないだろう。ハイパフォーマンスモデルであるがゆえに、維持費もメンテナンスも高額にならざるを得ないし、AMGの、しかもGTならばそんなことは当たり前のことであう。
だから他のプラグインハイブリッドと一緒に語ることはできないが、もちろんこういう方向もおおいにありだと思うし、いろいろなモデルが出てくる自由度があるということは、クルマの魅力もそれだけ種類があるということでもある。
過渡期であるからこそ許されるモデルだし、まだまだ他にも様々なモデルが登場来ることを楽しみにしていたい。

Text: Jan Götze
加筆:大林晃平