最強のゴルフ「フォルクスワーゲン ゴルフ R」正式発表!333馬力のフェイスリフト 特別仕様車「ブラックエディション」も出る!
2024年7月5日
フォルクスワーゲン ゴルフ Rが333馬力のフェイスリフト: これが最強のゴルフだ!TSIは毅然と回転し、居心地の良い暖かさと喉の奥の嗄れたような音の間でトランペットを鳴らす。
フェイスリフトでさらにパワーアップ
2019年末から生産が開始され、2024年春にフェイスリフトされた「VW ゴルフ 8」。「GTI」、「クラブスポーツ」に続き、今度は「R」の番だ。新型「ゴルフ R」は2024年7月3日より受注を開始し、10月より販売店に並ぶ予定だ。
価格:53,800ユーロ(約914万円)前後のエントリーレベル
VW ゴルフ Rの価格は、5ドアハッチバックで53,795ユーロ(約914万円)から。ゴルフ R ヴァリアントは55,065ユーロ(約936万円)から。
デザイン:全面的にアップデート
特にフロントエンドのデザインが一新され、よりフィリグリーなLEDヘッドライト、イルミネーションが施されたVWロゴ、LEDクロスバーが採用された。ハイグロスブラックのエアロダイナミックエレメントを備えたバンパーは完全に新しい。
サイドにはよりスリムな「R」の文字、マットクロームのミラーキャップ、独立したシルが採用されている。写真の19インチ鍛造ホイールは、”ワルメナウ(Warmenau)”と呼ばれ、追加料金がかかるが、重量はわずか8kg。ワルメナウとは、フォルクスワーゲンのR部門があるヴォルフスブルクの一地区である。
「ゴルフ R」のリアには、新しいLEDライト、変更されたバンパー、ハイグロスブラックの小さなディフューザーが装着されている。
パワーユニット:333馬力にパワーアップ
以前は320馬力で、333馬力は特別仕様車のみだった。「R」はゼロから100km/hまで4.6秒、「Rヴァリアント」は4.8秒で、最高速度は270km/hに達する。7速デュアルクラッチギアボックスとトルクベクタリング機能付き4モーション全輪駆動が動力伝達を担う。
インテリア:通常のゴルフと同様
コックピットでは、他のゴルフと同様に12.9インチディスプレイが中央に鎮座する。インフォテイメントが再編成され、大きな話題となったタッチスライダーのセンサー表面にはイルミネーションが施された。デジタルコックピットプロのメータークラスターが標準装備され、自由に設定できる。
“Race”に加え、”Eco”が追加された
“コンフォート”、”スポーツ”、”レース”、”インディビジュアル”に加え、ドライビングプロファイルに”エコ”が追加された。パフォーマンスパッケージ(追加料金)には、”スペシャル”と “ドリフト”が含まれる。興味深い事実: スペシャルモードはニュルブルクリンク用に設計されており、DCCサスペンションはレースよりも控えめに設定されている。
特別仕様車「ブラックエディション」
「ゴルフ R」には、市場導入にあたり「ブラックエディション」も用意されている。その名の通り、ブラックを基調としている。ブレーキキャリパー、テールパイプトリム、ホイールリムにブラックを採用。VWのロゴと「R」のバッジもブラックアウトされ、ヘッドライトマウントも暗くされている。
通常オプションのパフォーマンスパッケージは、この特別モデルには標準装備されている。つまり、大型スポイラー、最高速度の250km/hから270km/hへの向上、ドリフトとスペシャルの2つの走行モード、ラップタイマー、加速度計が追加されている。
テストドライブ:333馬力のTSIは力強く、高いダイレクト感でダッシュ
ゴルフ R ヴァリアントで初めて短いドライブをしたとき、TSIの自発的なレスポンスが特に印象的だった。力強く、高いダイレクト感でダッシュし、心地よく暖かく、力強く、嗄れたようなトランペットを奏でる。
ダイレクトで正確なステアリングと繊細なフィードバック、そして素晴らしい乗り心地を提供するシャシーも、非常に心地よい。VWらしく、すべてが調和している。
ハードウェアは基本的に「ゴルフR」のままだが、VWはソフトウェアに細心の注意を払っている。第一印象はすでにかなりいい。詳細はテストしてみなければわからない。
結論:
今回のフェイスリフトでは、最もパワフルで最速のゴルフに新しいデザイン(特にフロント)が与えられ、新しいマルチメディアと細部へのこだわりが満載された。2リッター「TSI」は333馬力を発揮し、DCCシャシーが標準装備されている。最初のテストが楽しみだ。
Text: Katharina Berndt and Dirk Branke
Photo: Volkswagen AG