これが最後か!?特別なアルピナ登場!「BMW ALPINA B3 GT」「BMW ALPINA B4 GT」予約受付中!
2024年6月25日
アルピナの特別なモデルにのみ与えられる「GT」の2文字。さらにパフォーマンスが向上した「BMW ALPINA B3 GT Limousine」「BMW ALPINA B3 GT Touring」「BMW ALPINA B4 GT Gran Coupé」が発表され、現在予約注文の受付中だ。日本導入時期は2024年末を予定している。また、D3 S/D4 Sが新たにラインナップされた。
優れたパフォーマンス
出力の向上、より洗練されたシャシー・ダイナミクス、エアロダイナミクスにさらに最適化された新しいエクステリア・デザインを纏った、アルピナの最も人気のあるモデルの最新進化版が登場。
パワフルな外観
エクステリアにおいてBMW ALPINA B3 GTおよびB4 GTには、特別なGT モデルであることを明示する小さなカナードとスプリッターが装着されたアルピナロゴ入りのフロント・スポイラーは、新デザインのリヤ・ディフューザーと組み合わせることで、フロントとリヤの総合的なエアロダイナミクスのバランスが高まっている。
グランクーペのフロントエンドは、内部構造が一新されたニューBMW 4シリーズのヘッドライトが印象的で、オプションで選択可能なアダプティブLED ヘッドライトは、リヤに立体的なライト・グラフィックを備えた新しいBMWライト・デザインを採用している。BMW ALPINA B4 GT Gran Coupéには、オプションの3ACトウバーと組み合わせて、ブラック・ハイグロス仕上げのアルピナ標準ディフューザーが装着される。
ALPINA CLASSIC 20インチ鍛造ホイール
BMW ALPINA B4に装着されていたモダンなデザインのアルピナ・オリジナルの20インチ鍛造ホイールが、BMW ALPINA B3 GTにも標準装備となった。非常に繊細なスポークはダイヤモンド・カットが施され、ロック可能なホイール・ハブ・カバーに向かってスポークの立体感が強調されている。ホイールはGT専用のデザイン・カラー であるオロ・テクニコで仕上げられ、リム部分には控えめに本モデル固有のGTのレタリングがあしらわれている。
カラーバリエーション
伝統的なアルピナ・ブルーとアルピナ・グリーンは、もっとも人気の高いアルピナ専用色であるが、オロ・テクニコのエクステリア・デザインとも完璧に調和している。さらに、BMW Individualのソリッド・ペイント、ファッション・グレー、ブリュースター・グリーン、イモラ・レッドや、メタリック・ペイントのデイトナ・バイオレット、カーボン・ブラックもマッチングが良く、推奨のカラーウェイとなっている。モデル固有のGTレタリングが施されたオロ・テクニコ仕上げのクラシックなアルピナ・デコ・セットも選択可能で、フロント・スポイラーの“ ALPINA” ロゴは、オロ・テクニコで仕上げられる。
BMW ALPINA B3 GT は、BMW 3シリーズのアップデートの恩恵を受け、リア・ダンパーとボディ結合部の剛性を高めるなどしてドライビング・ダイナミクスがさらに向上。エンジンフードを開けると目にすることができるアルピナのドーム・バルクヘッド・レインフォースメント・ストラットはフロントエンドの剛性をさらに高め、ステアリングの精度が向上された。
BMW ALPINA B3 GT Limousine には、より高いレートのリヤ・スタビライザーが装備され、ロールのコントロール性とステアリング・レスポンスがアップ。一方、アルピナである以上、乗り心地が損なわれることは許されない。そのためにアルピナのエンジニアは新しいショック・アブソーバーを選択。ドライビング・ダイナミクスを向上させる高い剛性と精度の高い、車体が発するフィードバック、メッセージは、アルピナ・ブランドの特徴である優れた乗り心地と落ち着きとに密接に結びついている。
BMW ALPINA B4 GT Gran Coupé ― さらに向上したダイナミクス
BMW ALPINA B4 GT のアジリティをさらに高めるために、新たにシャシーとサスペンション・セットアップが開発された。フロント・アクスルには、マウントが強化された新しいスタビライザーが採用され、動作の精度を高めている。このため、可変スポーツ・ステアリングとアクティブ・ダイナミック・ダンピング・コントロールのセットアップも大幅に変更された。リヤ重視の完全可変の四輪駆動システムと電子制御式リミテッド・スリップ・ディファレンシャルの新しいセッティングは、さらなる鮮烈なドライビング・エクスペリエンスの提供とハンドリングの正確性をもたらす。
BMW ALPINA 3シリーズおよび4シリーズに搭載され、そのスムーズな出力特性で高い評価を得ている3.0リッター直列6気筒ビ・ターボ・エンジンは、このGTバージョンでは、さらに34PS の出力向上を果たし、389kW〔529PS〕と730Nm〔74.4kgm〕を発揮。アルピナのエンジニアは、開発車両で数え切れないほどのベンチテストと実走行を行い、あらゆる走行状況においてパフォーマンスを発揮できるよう独自のエンジン・マッピングをさらに見直した。その結果、市街地でのスムーズな加速や高速道路での全開全負荷時など、ドライブトレインの優れた特性を際立たせるセッティングが施された。
8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションと可変式の全輪駆動システム、電子制御式リヤ・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルとの組み合わせにより、増大したパワーが効率的にドライビング・ダイナミクスに変換されていく。パワートレインはGT の名に恥じないキャラクターに合わせ、トランスミッションのプログラムもまた出力向上のポテンシャルに合わせて変更されている。
モデル | 0-100km/h | 0-200km/h | 巡航最高速度 |
BMW ALPINA B3 GT Limousine | 3.4 s(-0.2s) | 11.6 s(-0.6s) | 308km/h(+3 km/h) |
BMW ALPINA B3 GT Touring | 3.5 s(-0.2s) | 12.0 s(-0.7s) | 305km/h(+3km/h) |
BMW ALPINA B4 GT Gran Coupé | 3.5 s(-0.2s) | 11.9 s(-1.0s) | 305km/h(+4km/h) |
オロ・テクニコ スポーティーにしてエレガント
インテリアでは、多くのディテールがGTのカラースキームを踏襲している。オロ・テクニコは、アルピナ独自の最高級ラヴァリナ・レザーに手作業で仕上げられたステアリング・ホイールのステッチ、アルマイト処理されたアルミニウム製のアルピナ・スウィッチ・トロニック・シフト・パドル、そしてフロア・マットとラゲッジ・コンパートメント・マットのブラック・レザーの縁取りのステッチにも使用されており、控えめなGTのレタリングは、ドアシル・トリムと新しいスポーツ・ステアリング・ホイールに見ることができる。
新世代コックピット・デザイン
新しいコックピットには、アルピナの慣例に従って、個別のシリアル・ナンバーがセンター・コンソールの製造番号プレートと、エンジン・コンパートメント・バッジに記載され、ブッフローエの製品であることの証明になっている。
アルピナでは、新しいBMW 3シリーズおよび4シリーズと異なり、センターコンソールにクラシックなBMWのギア・セレクターが引き続き採用された。運転支援システムとしてはBMW ALPINA B4 GT Gran Coupé にはBMWドライビング・アシスタント・プロフェッショナルが標準装備されている。
希望小売価格(10%の消費税込み車両本体価格):
BMW ALPINA B3 GT Limousine : 16,000,000 円
BMW ALPINA B3 GT Touring : 16,700,000 円
BMW ALPINA B4 GT Gran Coupé : 16,600,000 円
Text:アウトビルトジャパン
Photo:ニコル・オートモビルズ