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【動画付き】740馬力にアップされたアウディRS3用エンジンを搭載したVWゴルフ7 R

2020年7月17日

VW ゴルフ7 Rにアウディ製5気筒エンジン搭載、740馬力! このVWゴルフ7 Rは一見普通のように見えるかもしれないが、ボンネットの下にはアウディRS 3用の伝説の5気筒TFSIエンジンが搭載されているのだ。

アウディ製5気筒を搭載したVWゴルフR!

これは多くのVWファンの夢でもあるが、フォルクスワーゲンは、新型ゴルフ8 Rには4気筒ターボを採用している。なので、ゴルフRに5気筒モデルはない!

そのため、フォルクスワーゲンオリジナルではないが、チューナーのTTEによって改造されたゴルフ7 Rに、アウディRS 3から5気筒ターボを移植したモデルが出現した。その信じられない加速力を発揮している動画がYouTube上にアップされ、拡散されている。
そのパワーは?
740馬力……!!!

ゴルフ8のRバージョンはまだ発表されていないにも関わらず、最新バージョンでは、最大出力333馬力を発揮する2リッター4気筒ターボに頼り続けることが明らかになっている。そのため、もしあなたが本当に5気筒エンジンを搭載したゴルフRが欲しいなら、ドイツのチューナー、「ターボエンジニア(The Turbo Engineers)」、略してTTEに連絡すればいいだけだから、そう悪い話ではない。ミュンヘンの北西15キロほどのところにあるダッハウのチューナーは、すでに1年以上前に作った、アウディの2.5リッター5気筒ターボエンジンを搭載したゴルフ7 Rは、いつでも運転できる状態にあった。しかし、TTEは標準の400馬力では満足せず、代わりに独自のTTE-700アップグレードターボチャージャーを使用し、他の必要な変更と組み合わせて、740馬力(!)にまでパワーアップしたのだった。すべてのアウディドライバーへ。このTTE-700ターボチャージャーは5263ユーロ(約65万円)から利用可能となっている。ただし、Yパイプ、インテーク、パイプなども必要となる場合には、7800ユーロ(約97万円)前後、必要となる。

昨年のレース1000のビデオでは、ゴルフが何度かそのパフォーマンスを披露している。ローンチコントロールを使えば、5 気筒エンジンは、0.5マイルで261 km/hに達する。2つのレースでは、フライングスタート気味のRS 3も、RS 6も、簡単に追い抜かれているのが見て取れる。その走りは、当然のことながら、比類のない5気筒のサウンドを伴っている。

伝説のアウディ5気筒エンジンは、ゴルフのエンジンルームに簡単に収まる。

ビジュアル的には「羊の皮を被った狼」のようなゴルフR

視覚的には、ゴルフRは羊の皮を被った本物の狼だ。アウディの大型セラミックブレーキ、新しいホイール、控えめなローダウンを除けば、標準的な外観はそのままだ。ゴルフRの4フローエキゾーストシステムも、TTEの特徴を受け継いでいる。エンジンルームを覗いてみると、5気筒エンジンが比較的簡単にゴルフに収まることがわかる。もしかしたらVWはこの光景を見て、フォルクスワーゲンゴルフRのエンジンを考え直し、伝説の5気筒エンジンを搭載したゴルフ8 Rのスペシャルモデルを思いつくかもしれないという希望的観測を、つい抱いてしまう。その希望的観測が現実になれば喜ぶファンはたくさんいるのではないだろうか。

アウディの巨大なセラミックブレーキは、強力な減速を提供してくれることになっている。

強烈な爆音とともに圧巻のテストシーンをYouTube動画でお楽しみください。

Text: Jan Götze