トヨタ 2000GTの補給部品が復刻・再販売される
2020年7月9日
TOYOTA GAZOO Racingは、「GRヘリテージパーツプロジェクト」としてトヨタ 2000GTの補給部品を復刻し、国内、海外向けに再販売する。
当プロジェクトは、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というオーナーの想いに応えるべく、既に廃版となってしまった補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組みだ。既に2019年5月のGRスープラ記者発表会にてA70スープラ、A80スープラの部品復刻・再販売を発表しており、トヨタ 2000GTはそれに続く車種となる。
トヨタ 2000GTはヤマハの協力を得てトヨタ自動車が1967年に発売したスポーツカーで、1970年の生産終了まで(たったの)337台が生産されたレジェンドである。直列6気筒DOHC 2,000ccエンジンや4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション、4輪ディスクブレーキ、ラジアルタイヤ、マグネシウムホイール、リトラクタブルヘッドランプなど、日本初の技術を採用し、当時の欧州のスポーツカーに並ぶ性能(最高速度220km/h)を誇る。また、当時日本を舞台に撮影された映画007シリーズ「007は二度死ぬ」のボンドカーにも採用されるなど、トヨタが世界に誇るスポーツカーである。
今回発売にあたっては注意が必要で、本年8月1日より、準備が整った部品から詳細情報を順次Webサイト※1にて公開、オーダー受付が開始するが、トヨタ 2000GTは車両の希少性、部品の転売を防止する観点から、車両のオーナーのみ、かつ車両当たり数量制限付きでの販売となる。復刻部品は通常の純正部品と同様に、トヨタの販売店で購入が可能だ。
※1 https://toyotagazooracing.com/jp/gr/heritage/
復刻品目(いずれも5速マニュアルトランスミッション用、2020年7月6日時点)
トランスミッション関係:ギヤ、シンクロハブ・スリーブ、ガスケット・オイルシールキット、ベアリングキット、スナップリングキット、スラストワッシャー、シフトフォーク
デファレンシャル関係:ファイナルギヤキット、リングギヤセットボルト
また、A70スープラ、A80スープラの第1弾復刻品目の一部(A70フューエルセンダーゲージ、A70ドアハンドル、A80ドアハンドル)も7月1日より国内、海外のトヨタ販売店にてオーダー受付開始となる。他の品目のオーダー受付開始時期は上記Webサイトにて公開されている。