【許せない誹謗中傷?】アストン マーティンF1のランス ストロールを中傷したマクラーレンのジュニアドライバーが窮地に・・・
2024年1月13日
マクラーレンのジュニアドライバーがランス ストロールを侮辱。ビアンカ ブスタマンテはレーシングドライバーであり、ソーシャルメディアのスターでもある。F1ドライバーのランス ストロールを中傷する「いいね!」が、マクラーレンのジュニアドライバーを窮地に追い込んだ。
冬休み中の騒動:F1チームとドライバーが冬休みに入っている間、ソーシャルメディアは騒然としている。
マクラーレンのジュニアドライバーであるビアンカ ブスタマンテが、アストンマーティンのスタードライバーであるランス ストロールに自閉症のレッテルを貼ったX(旧Twitter)の投稿に「いいね!」を押したからだ。このカナダ人ペイドライバーは、父親が所属するアストンマーティンチームでの成績の悪さから、長い間、最高峰クラスのホイップボーイとみなされてきた。
しかし、まだ18歳のブスタマンテは、彼女の行動に対して警戒心の強いF1ファンコミュニティからすぐに非難の嵐を受けた。現在、F1アカデミー(モータースポーツ界に女性を登用するためのFIAの新しいレースシリーズ)に参戦しているフィリピン人レーシングドライバーは、この悲惨な発言を撤回し、見落としがあったと話しているが、彼女のイメージへのダメージはとても大きい。
ブスタマンテの謝罪文
「心から謝罪します」とブスタマンテは釈明し、Xに次のように書いている。「まったく不適切な投稿に『いいね!』を押してしまい、それで人々を傷つけてしまったことを大変申し訳なく思っています。スクロールしていて、誤ってそのツイートに〝いいね″をしてしまいました。後でそのことに気づき、すぐに訂正しました」。
「私のたった一人の弟が自閉症なので、関係する家族が直面している困難さをよく理解しています」とブスタマンテは続ける。「私は、他のドライバーを中傷することはもちろん、障害者を軽蔑するようなコメントは決してしません。私は自閉症の問題をとても真剣に、個人的に受け止めています」。
そして、マクラーレンのジュニアプログラムのレーシングドライバーは、次のようにストロールに直接こう語りかけた。「私はこのようなコメントを支持しないので、本当に申し訳なく思っています。このような大きなミスをして申し訳ありません」。
ランス ストロールの反応は単なるフェイクニュース
しかし、ブスタマンテがこの謝罪のあとで、自閉症の弟との涙を誘う動画を自身のアカウントに投稿したことに対して、ストロールからの薄情と思われるほど不愉快な反応の「嫌われ者は嫌われるものだが、少なくとも私はこれをF1ドライバーとして見ている」という一文が、ストロールのカウンターフリーのアカウントに書かれていた。しばらく騒がれた後に、これはフェイクであることが判明した。
ツイッターでの喧嘩はたいてい敗者しかいないだけでなく、最近のトップアスリートであれば、ソーシャルメディアの試練をくぐり抜けたいかどうかを慎重に考えるべきだということだ。インスタグラムで100万人以上のフォロワーを持ち、スポンサー人気の大部分をこのツールに頼っているブスタマンテにとっては、もちろん悪循環である。
Text: Frederik Hackbarth