これがフォルクスワーゲンの新世代トランスポーター「T7」になるのだろうか？

フォルクスワーゲン T7トランスポーター（2024）。フォルクスワーゲンが、ID.Buzzとマルチバンに加わる新世代のT7トランスポーターの写真を初公開。2023年に先行販売開始予定！

「VW T6.1」の完全な後継モデルとして、新世代の「T7バン」が登場？現行の「VWマルチバン」が「T7」の名前を冠することはなかった。

VW商用車のバンシリーズでは、エレクトロモビリティへの注力によって、駆動システムだけでなく、歴史的に進化してきたモデルシリーズの原理全体が変更された。第一世代のバンは「T1」と呼ばれ、「T2」、「T3」、「T4」、「T5」、「T6」と続き、ノーマルバン、トランスポーター、キャンパーバンのいずれかが常にベースとなっていた。

しかし、実際に「T7」の番が回ってきたとき、状況は大きく変わっていた。まず、新型「VWマルチバン（しばしばすでにT7と呼ばれていた）」と「ID.Buzz」が登場し、一方、「T6.1」はクラシックなディーゼルバンとして引き続き販売された。

なぜこのようなラインナップ構成になったのか？「マルチバン」はオプションでPHEV（プラグインハイブリッドドライブ）を選択でき、「ID.Buzz」はキャンピングカーやカーゴバンとしても使える電気自動車だ。そして2024年の新型トランスポーターはどうだろうか。おそらく正式には「T7」と呼ばれ、シャトルバージョンも用意されるだろう。

VW T7トランスポーター：ターボディーゼルはここにとどまる

「VW T7」はすべてをカバーする！つまり、人気の高いTDI、PHEV、そして完全な電気自動車バージョンも存在するということだ。ボディに関しても多くの選択肢がある。2種類の長さと高さのパネルバン、エステート、カラベル、クルーキャブ付きプラットフォームバンなど。

新型「フォード トランジット カスタム」や「トゥルネオ カスタム」を参考にすれば、外観については多くを語る必要はないだろう。この兄弟関係は新しいものではなく、「VWキャディ」や「フォード トゥルネオ コネクト」などにも見られる。したがって、同様の性能範囲も想定できる： 例えば「トランジット カスタム」は、ディーゼルとして最低110馬力、最高170馬力を発揮する。

そして、TDIを心待ちにしている人たち、あるいは単に新世代のバンを心待ちにしている人たちすべてにとって、その待ち時間はまもなく終わるだろう。「VW T7」の正式発売は2024年まで予定されていないが、予約注文は2023年末に開始される予定である。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Volkswagen Nutzfahrzeuge