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F1パイロット、 ダニエル・リカルドと親友の心温まる西オーストラリアのロードトリップ

2023年10月17日

ダニエルと親友ブレークが、初めてパース(Boorloo)からコーラル・コースト・ハイウェイ(Coral Coast Highway)でエクスマウス(Warnangoora)へ向かうロードトリップに旅立ちます。自由、期待、驚き、そして再会など。素晴らしい風景と各地でのアドベンチャー体験を通して一生に一度の想い出に残る旅になるでしょう。

西オーストラリア州政府観光局は、セルフドライブ旅行を促進する新たなグローバルキャンペーン「DRIVE THE DREAM さあ、夢のロードトリップへ」をローンチし、西オーストラリア州出身で、世界を魅了するF1ドライバーのダニエル・リカルドが出演するショートムービーを公開しました。日常を離れ、幼馴染のブレイク・ミルズと共に故郷の西オーストラリア州で夢のようなロードトリップを楽しむ、ダニエル・リカルドの貴重な映像です。

パースからニンガルーまで、夢のドライブ

親友を乗せて、究極のプレイリストとストロベリー・アンド・クリーム(strawberries ‘n’ cream)のグミを持ったら、シートベルトを締めましょう。ダニエル・リカルドと、ドライブ旅行に出発です。

パース(Perth / Boorloo)市内を出てから北上していくと、制限速度が時速110kmの標識が見えてきます。助手席の親友に目を向けると、ドライバーは最高の笑みを浮かべました。

運転席でハンドルを握るのは、F1のスター、ダニエル・リカルドです。コーラル・コースト・ハイウェイを走破します。世界屈指のドライブ旅行に出掛けましょう。パースで育ったダニエルは、今回西オーストラリア州に戻り、幼なじみのブレイク・ミルズ(Blake Mills)と旅に出かけるところです。この先には、1,200キロの自然を駆け抜けるアドベンチャー、笑いの絶えない9日間、そして無限の自由が待っています。キャンプファイヤーで旧交を温め、ロードハウスで最高のお菓子について議論し、別世界のような大自然に息をのむ。アスファルトと地平線の向こうに立ち上る陽炎に視線を定めたら、車は急発進します。

ダニエルにとって、現実社会での生活を忘れ去るのは簡単なことです。

「シンプルすぎて説明するのが難しいけど、ひとたび道を走り出せば、見事に空っぽになれるんだ。孤独だって感じることで、平穏な気持ちになれる。すごくポジティブな孤独をね。携帯の電波も入らない場所だと、本当に世の中から解放された気持ちになれるんだ。」(ダニエル)

美しいビーチの街、ジェラルトン(Geraldton)を見た後、ピンク色のハット・ラグーン(Hutt Lagoon)を写真に撮ったら、最初の目的地、カルバリ(Kalbarri/Wurdimarlu)を目指します。2人はここで車を降り、四輪バギーに乗り込みます。カルバリ・クワッドバイク・サファリ(Kalbarri Quadbike Safaris)のオフロードコースに挑戦です。

マーチソン・ハウス・ステーション(Murchison House Station)を出発し、マーチソン川(Murchison River)に沿って進んでいくことで、ステーションの歴史や自然のブッシュランドについて、アクティブに学ぶことができます。マーチソン川の上流には、壮観なネイチャーズ・ウィンドウ(Nature’s Window)やカルバリ・スカイウォーク(Kalbarri Skywalk)があります。

カルバリ、カルバリ・スカイウォーク

ビラボン・ロードハウス(Billabong Roadhouse)に立ち寄り、旅の必需品(タイニー・テディ(Tiny Teddies)、ピザ味のシェイプス(Pizza Shapes)、スナック、ストロベリー・アンド・クリームなどのスナック菓子)を補給した後、2人はシャーク湾 (Shark Bay / Gutharraguda Gathaagudu)への分岐点を西に向かいます。

世界遺産に登録されているシャーク湾は、赤茶けた半乾燥地帯の砂丘と澄んだターコイズブルーの海が、真っ白なビーチを挟んで隣り合う、色彩豊かな場所です。丸々としたジュゴン、好奇心旺盛なドルフィン、よちよち歩きのハリモグラ、颯爽と歩くエミューが生息する場所です。

太古の歴史を持つこの土地の文化も体験できます。ダニエルとブレイクは、ウラ・グラ・ニインダ・エコ・カルチュラル・ツアーズ (Wula Gura Nyinda Eco Cultural Adventures)を運営するダレン ‘ケープス’ ケープウェル(Darren ‘Capes’ Capewell)の出迎えを受けます。彼は、アボリジナル観光における伝説的な人物です。ケープス氏は、4万年以上も前からこの地に住んでいるナンダ族(Nhanda)とマルガナ族(Malgana)の子孫です。ツアーを始める際には、彼らの言葉で大声で呼びかけ、祖先たちに観光客が自分の客であることを知らせてくれます。

シャーク湾、ウラ・グラ・ニインダ・エコ・カルチュラル・ツアーズのキャンプファイヤーでの魚

ケープス氏が帯同する、フランソワ・ペロン国立公園(Francois Peron National Park)での1泊キャンプ・ツアーでは、壮大なスキップジャック・ポイント(Skipjack Point)や、眼下に広がるウミガメ、サメ、賑やかな水鳥のコロニーを見学できます。浜辺から釣り糸を垂らして、釣った魚を炭火で焼きましょう。焦げた表面の下に、ジューシーな身が現れます。

ケープ氏との出会い、そして星空の下で一夜を過ごした体験は、ダニエルに強い印象を残しました。

「ケープさんが強調していたのは、互いにつながることだけでなく、土地そのものとつながることの重要性だった。自分にとって、これこそ西オーストラリア州が最高の旅行先だということを一番体現している言葉だね。」(ダニエル)

旅に戻ったダニエルとブレイクは、コーラル・コースト(Coral Coast)の広大な牧場で、さらなるカルチャーを求めることにしました。エクスマウス湾(Exmouth Gulf)にほど近いブラーラ・ステーション・ステイ(Bullara Station Stay/Punurrba)では、キャンプファイヤーでの歓談、ハンバーガー、ウールシェッドでディナーを楽しみながら、旅人たちが交流を深めることができます。サンセットドリンクとともにアウトバック・ダンパーが用意されます。屋外のシャワーでは、穴のあいた金属製のバケツをシャワーヘッドにして、薪で温めたお湯を浴びることができます。

エクスマウス、ブラーラ・ステーション・ステイ

エクスマウスの町は、世界遺産に登録されたニンガルー海洋公園(Ningaloo Marine Park / Nyinggulu)の玄関口として知られています。ここでは旅人達も道路から大海原にルートを変えて、足ひれとダイビングマスクを身につけてボートから海へと飛び込みます。

世界最大の魚、雄大なジンベイザメが夢のように青い海から姿を現す瞬間は、友人と分かち合える最高の瞬間になることでしょう。得体の知れない大きなもやもやとした形が、わずか数メートル先でとつぜんはっきりとした輪郭をあらわします。

「海に飛び込んてしばらくは、落ち着かない気持ちだったけど、初めてジンベイザメを見たとき、とても穏やかな気持ちになったんだ。まさにここでしか体験できない貴重な瞬間だった。」(ダニエル)

ジンベイザメ体験に参加するダニエル・リカルド

ニンガルー・リーフ(Ningaloo Reef)では、毎年3月から8月にかけて、この気の優しい巨人が群れで回遊してくることが知られています。水面近くを巨大なサメが回遊するのにあわせて、ダイバーたちもサメのすぐそばを遊泳できるため、体の斑点に太陽が反射し、ぽっかりと空いた口が小さなプランクトンを補給し続ける様子を目撃できます。

コーラル・コースト・ハイウェイを旅行中の2人にとって、これはまるで驚異にあふれたケーキに添えられた甘い装飾のようなものです。ダニエルは、この旅が忘れられないものになった理由はたくさんあるとコメントしています。

「素晴らしい景色も見たし、クレイジーなアクティビティも満喫したけど、ただ一緒に時間を過ごして、話をしたり、笑ったり、思い出を語り合ったりできたことが本当に最高だった。」
「もちろん仕事で素晴らしい場所に行くこともあるけど、西オーストラリア州の魅力をさらに感じる事ができた。まさに、夢なら目覚めたくないような体験ができたよ。」(ダニエル)

動画:西オーストラリア出身のF1パイロット、ダニエル・リカルドが案内する西オーストラリアのロードトリップ

西オーストラリア州政府観光局WEBサイト:https://www.westernaustralia.com/jp/
パース観光情報サイト「のんびり〜ばぶる!パース」:https://nonbiri-perth.com/

Text:キャロリン・ビーズリー/アウトビルトジャパン
Photo:西オーストラリア州政府観光局