世界最速EV誕生!「リマック ネヴェーラ」がテスラ モデルSのニュルでの記録を更新した!
2023年9月3日
クロアチアのスーパーEVがニュル最速記録を更新!リマック ネヴェーラがテスラ モデルSが持つニュルブルクリンク ノルドシュライフェ(北コース)の最速記録を更新した。
世界最速の電気自動車が登場した!「リマック ネヴェーラ」が8月18日、ニュルブルクリンク ノルドシュライフェで電気自動車のラップ新記録を樹立した。
クロアチアのレーシングドライバーのマルティン コドリッチは、1400kW(1914馬力)のハイパーGTで、20.832kmのレコードラップを7分05秒298で走破した。つまり、「リマック ネヴェーラ」は、6月にトラックパックを装着して7分25秒231を記録した従来の記録保持者、「テスラ モデルSプレイド」よりも20秒も速かったことになる。
ただし、テスラは「リマック ネヴェーラ」に比べて750kW(1,020馬力)しか出力していないことに注意が必要だ。「ネヴェーラ」の最大トルクは2,360ニュートンメーターで、最高速度は412km/hだ。
20.6kmという長さの世界屈指の難関コースで、「ネヴェーラ」は7分00秒928を記録した。そしてそのラップタイムは公式に検証された。
ラップは「称賛」に値する
コドリッチは、「今週のプラクティスセッションでは難しい天候に見舞われ、この夏の最も暑い日にラップタイムを記録しました」と述べている。7分05秒298というラップタイムは称賛に値する記録だ。快適な公道用ハイパーGTとして開発されたにもかかわらず、「ネヴェーラ」がサーキットでこのようなスピードを達成できるという事実が、このマシンを特別なものにしている。
「1,914馬力が4輪に配分されるカルーセルから、2.8kmのストレートでアクセルを踏み込むまで、ノルトシュライフェでのドライビングは本当にスリリングです」とコドリッチは誇らしげに語る。
リマックは2009年、当時21歳のマテ リマックによって設立された。その2年後、1,200馬力の電気ハイパーカー、「コンセプト ワン」がデビューした。今回の記録更新は、「ネヴェーラ」のニュースペシャルモデル、「ネヴェーラ タイムアタック」の発表と時を同じくしている。このモデルは12台製造され、すでに完売だ。
最速のメルセデスAMG ONE
ニュルブルクリンクサーキット北コースノルトシュライフェの最速ラップは、ICEの「メルセデスAMG ONE」が保持している。2022年10月、マロ エンゲルは伝説のレーストラックを6分35秒183で周回した。これは、ICEが最速の電気自動車よりも30秒も速いことを意味する。
Text: Andreas Reiners
Photo: Rimac