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【このスクラップなんぼ?】ひょえー なんとこの「フェラーリ500モンディアル スパイダー」の残骸フレームだけで約2憶円の価値 アメージング!

2023年8月5日

フェラーリ500モンディアル スパイダーは残骸として100万ドル(約1億4,700万円)以上の値がつくと言われている。オークションハウスのサザビーズが、希少なフェラーリ500モンディアル スパイダーを残骸として出品している。落札額は100万ドル(約1億4,700万円)を超えるという!!!

その光景に涙する人もいるだろう。何しろ、「フェラーリ500モンディアル スパイダー」の残骸しかないのだから。わずか13台しか製造されなかった伝説のモデルは、今やただの残骸でしかない。

それがどうした?財布を引っ張り出し、100万ドル(約1億4,700万円)以上をテーブルに置く者もいる。マジで?伝説であろうとなかろうと、このクズの山に?そう、オークションハウスのRMサザビーズが、カリフォルニア州モントレーで開催されるオークションに、シャーシ番号「0406 MD」のフェラーリ500モンディアル スパイダーを出品するのだ。

クレイジー: オークションハウスは、8月17日に、120万から160万米ドル(1億7,640万円から2億3,500万円)の売り上げを期待している。

RMサザビーズ、フェラーリ事故車について「非常にやりがいのあるプロセス」

オークションハウス自身も、「0406 MD」には大規模な修復が必要だ」と認めている。しかし、「適切なビジョンとリソースを持つ将来の管理人にとって、再生への道は非常にやりがいのあるプロセスになることが約束されている」と述べている。

このヒストリックランナバウトは、マルクミーティングや注目を集めるクラシックカーの展示会で、「完全なリノベーション後の温かい歓迎」を期待できる。また、ミッレ ミリア ストリカのような伝説的なクラシックカーレースへの切符でもある。保存状態の良い「モンディアル スパイダー」はすでに400万ユーロ(約6億3,200万円)以上の値がついている。

オークションハウスは、2023年8月17日に120万から160万米ドル(1億7,640万円から2億3,500万円)の売り上げを期待している。

世界的に有名なピニンファリーナの鍛造工場は、「フェラーリ500モンディアル スパイダー」の製造に携わっており、この遺体は1954年3月に製造された「500モンディアル スパイダー」の2番目のモデルと言われている。塗装は”ロッソ コルサ”。

ミッレ ミリア、タルガ フローリオ、イモラ グランプリなど、数々の歴史的レースに参加し、フェラーリのワークスドライバー、フランコ コルテーゼがステアリングを握った。

フェラーリ500モンディアル スパイダーは今、かつての栄光を待つ

1958年、このクルマはアメリカに渡るが、1960年代初頭のレース中にクラッシュして炎上。その後、フェラーリは何度か売却され、1978年以降、「モンディアル」はレースでダメージを受けた状態で保存されている。そして現在、かつての栄光を取り戻すべく、新たなオーナーを待ち望んでいる。

Text: Andreas Reiners
Photo: RM Sotheby’s