【ランキング】ガソリンを大量に消費する車トップ10 リッターあたり5km以下?それが何か?ノープロブレム!!!
2023年7月10日
これらの人気車はガソリンを大量に消費する。現在の燃料価格では、どの車をガレージから出すか慎重に検討する必要がある。ガソリンを大量に消費する車トップ10を紹介しよう!
経済性は美徳だが、経済性などないほうがいい。お気に入りのクルマの燃費を気にしないクルマ好きはそう言うだろう。たしかに、かつてはそういうクルマ好きもいた。特にアメリカでは、100kmあたり40リットル(リッターあたり2.5km!)の燃費はまったく問題ないと考えるドライバーはたくさんいた。
1970年代初頭のガソリン価格(1リットルあたり35セント!)であれば燃費を気にしないというのもわからないでもない。しかし、現在の燃料価格を考慮するとガレージから引っ張り出す車を慎重に選ばざるを得ない。
AUTO BILDのランキングでは、財布やクレジットカードをしっかり握りしめておく必要があるクラシックモデルを紹介する。
ちなみに、今回紹介した10台中、8台が英米車である。(笑)
大林晃平: 私がシトロエンBXやプジョー405に乗っていた1990年代、そこそこの都会に住んでいることもあってか、燃費は10km以下が普通で、12kmも走った日には、今回は燃費がいいねぇ、なんて思ったものだった。友人のアルファロメオ164もそんなものだったし、メルセデス・ベンツW124の、しかも4気筒モデルの230だって8kmくらいであった。
日本車だって似たり寄ったりで、当時のクラウンやセドリックの(特にターボ)はまあ6km程度もあたりまえだったし、日産がフルレスレストアしたことで有名な伊藤かずえのシーマなんて、5kmを切ることさえあったし、レガシィだって決して燃費は良くなかったものだ。そんな自動車の燃費が劇的に良くなり始めたのは、やはりプリウスの登場あたりからで、効率と燃費という言葉が最優先課題になり始めるのはやはり、ハイブリッドの登場(あるいはレクサスLS400の源流対策の時)以降の話のような気がする。
今のようにフォルクスワーゲン ゴルフがリッター20km走ったり、あまり自動車に乗らないアクアのオーナーのように数か月に1回しかガソリンスタンドに行かないという時代が来るとは、若いころには想像もしていなかった。
もちろん自動車の燃費は良いにこしたことはない。自分のお財布のためにも環境のためにも、ガソリンや軽油の消費が少ないほうがどちらも優しいことは言うまでもないことだ。でもねぇ・・・。極上のステーキを食べながら、「カロリーがねぇ」としみったれてつぶやく同席者がいるディナーや、これ食べちゃうとなぁなどと、カルビの肉を焼きながら、おなかの肉をつまんでぶつぶつ言い放つ友人との飲み会のひと時、あなたは楽しいですか?
たまに美味しいものを思い切り食べて、ああ美味しかった、ああ楽しいひと時だったなぁと満足するひと時の貴重な時間、それこそが人生じゃないですか。だからこそ、今回の10台は憎めないどころか、いつまでも魅力的に輝く10台なのである。
Text: Banca Garloff