【クラシック オブ ザ デイ】伝説?名車?「シボレー コルベットC4」アメ車好きなら思わず微笑む3分の動画付き
2023年6月20日
シボレー コルベットC4:1984年、シボレーは、コルベットC4を犬小屋から追い出した。「ZR1」のような明快なシャーシと405馬力を持つリアルスポーツカーに生まれ変わったのだった。
「シボレー コルベットC4」は、少なくともドイツでは、歓楽街で人気のアメ車だった。そのため実際にはポルシェやその他のメーカーと対等の性能を持っていたにもかかわらず、ネガティブイメージがスポーツカーとしての実力を覆い隠してしまった。
コルベットは、高いコーナリング速度でも問題ない
4代目となった時、アメリカのスポーツカーの象徴である「コルベット」は大きく飛躍した。開発チームはハンドリングに力を入れ、例えばガラス繊維強化プラスチック製のボディを乗せるスチール構造の設計をやり直した。サスペンションも一新、ウィッシュボーン構造で、軽合金製のキャリアを備えている。プラスチック製のリーフスプリングがサスペンションを担っている。油まみれのクルーザーに終止符を打ったのだ。
コルベットの快適性を犠牲にしなければならなかったのは事実だ。その一方で、「C4」は問題なく高いコーナリングスピードに達し、フェラーリやポルシェのようにコーナーを駆け抜けることができた。ボンネットの下には、リラックスした205馬力から、ホットな405馬力のV8エンジンが搭載されていた!
コルベットC4のトップモデルには、実際にお金がかかる
「コルベットC4」の愛好家は、夢の車を選ぶ際には、それなりの時間をかける必要がある。初期型は、ルーフの雨漏りやボディのガタつきなど、ずさんな仕上がりが目立っていた。当初用意されていた4速マニュアルギアボックスは、シフトチェンジがお粗末だった。
トップバージョンの「ZR1」を選ぶ人は、複雑なアルミニウムエンジンに精通したワークショップを見つけることが急務となる。多くの前オーナーたちは、コルベットを徹底的にチューニングし、今日では高価なお金がかかるいじり方の痕跡を残している。高回転でコルベットを走らせるリードフットパイロットは、熱の問題に直面したのかもしれない。
ファンなら、300馬力の「LT1」エンジンとトラクションコントロールを標準装備した1992年式の「C4」がベストだろう。コンバーチブルは、1994年以降がお勧めで、この年以降、ソフトトップはガラス製のリアウィンドウを装備している。
Text: Lars Hänsch-Petersen
Photo: Roman Raetzke