ドイツ人の選んだ史上もっともアグリーなクルマ33台 ワースト1~33 果たして日本車は何台、ドイツ車は何台選ばれたか? Part2
2020年5月24日
蓼食う虫も好き好き?はたまた、アバタもエクボ?(Beautiful is different)
美しさは観る人の目によって異なる。そして醜さもしかり。したがって、以下に我々の厳密にして主観的な判断を下す。これらは、史上最も醜い33台のクルマだ。恐るべきクルマたちである。
第16位: シトロエン クサラ・ピカソ
前と後ろが対称的で丸い屋根。あまりにも多くの悲しみを身にまとったピカソは熱心な信奉者さえ作ることができなかった。
第15位: スズキX-90
1994年、浜松。楽しさのバロメーターであった、トヨタRAV4の驚くべき成功は、スズキを大きく動揺させた。「我々もこういうモデルを作るべきだ」。「もちろんもっとクールなかたちで」。開発陣はいっせいに奮起した。結果はそれまでになかったヒキガエルのようなモデルの誕生だった。ノッチバックでタルガの屋根を備えたミニSUV・・・。あまりのナンセンスさに人々は驚いた。ヒキガエルはたった1年で静かに、市場から姿を消した。そして誰も悲しまなかった。
第14位: ホンダ インサイト
デザイナーは1999年にデビューした初代インサイトをデザインするにあたって慎重さというものを一切無視し、風洞実験の結果を全面的に優先したようだ。リアホイールまわりにはスカートをはいている。
第13位: フォード スコーピオ
ギラギラと輝く眼と、石鹸のように滑らかなリア。あまりにも醜いのですでにカルトモデル化している可能性がある。
第12位: 三菱コルトCZC
思い切ってキュートで小さなハードトップコンバーチブルに飛び乗ったつもりが、すぐに大きな間違いだったことに気づく。衝突実験直後の初期のプロトタイプのようなプロポーション。
第11位: BMW 7シリーズ
このクルマはそれまでのミュンヘンの統一的フェイスに終止符を打った。デザインボスだったクリス・バングルは、急進的なカットラインを選択した。強烈なシェイプとシャープなラインという彼のミックスされたスタイリングは、抗議を巻き起こしたが、BMWはそのことを後々になるまで気づかなかった。その後、バングルのラインはソフト化され、デザイナーは解雇された。
第10位: メルセデスRクラス
ステーションワゴン、SUV、ワンボックス、バンといったすべてのモデルがRクラスのプログラムには存在した。しかしメルセデスに必要だったのは、その中庸的なモデルだった。そして、それが師範型Rクラスの中途半端な外観として現れた。
第9位: タンゴT600
幅わずか99センチの電気自動車タンゴは、他のモデルとのビジュアル的な比較はほぼ不可能だ。映画 「ダーリン、私はスマートをペッチャンコにしたの」の主役だ(笑)。
第8位: トヨタ ヤリス・ヴァーソ
事故の報告。豊田市で、ヤリスが倒れた電話ボックスと衝突し、修理されずにそのままショールームに並んだ。堕ちたのはブランドの評判だけだった。
第7位: トヨタ プリウス
輪郭が少なく、明確なシルエットもない。初代プリウスが生まれて20年以上たつが、彼らは依然、街中を走りまわっている。
第6位: サンヨン ロディウス
家屋と車の融合に対する韓国からの回答。出窓を備えた初のSUV。巨大なロディウスはジャンクなプレスにだけ受けている。
第5位: ホンダ不夜城
何これ? クラッシュしたケーブルカーのキャビン? アスファルト用の鉄?いえいえ、不夜城は、クラブからクラブへの移動でティーンエイジャーが夜に使用する車であるローリングディスコボールでありたいのだ。しかしこれはあくまでコンセプトに過ぎない。しかし、デザイナーは、閉鎖的な地下鉄ではなく、「明るいバスのように見える楽しいタクシー」みたいなパッケージを提供できなかったのだろうか?
第4位: プジョー1007th
この小さなドアはスライディング式だ。酷いプロポーション、高いボディ形状、スローなドアの開閉、プジョー初の高価なシティカー、デビュー間もなく終焉を告げた。むろん、スライディングドアには将来に向けて大いなる希望が存在するが…。
第3位: フォード Ka
技術的には、フォード Kaは、新しい靴を履いた旧フィエスタに過ぎない。それにもかかわらず、初代Kaは、極端な曲線、下品ともいえる派手な色、そして後のフォードの新しいデザイン(フォーカス)を彷彿させる大胆なカットを有する偏ったデザインのモデルだった。にもかかわらず、このふっくらとしたフォードは、あらゆる場所で商品として生き続けている。
第2位: フィアット ムルティプラ
フィアットは再びすべてを異なるやり方でやりたかったのだ。垂直な壁のようなボディ、高い窓、前に3つの座席、後ろに3つの座席、しかし、このカモノハシの姿でやっていけるのだろうか? それにこのクルマはどこから見ればよいのか? 上から? それとも下から? フィアットは2004年、ついにそのノーズを全面的に変えたが、時すでに遅しだった。
しかして栄えあるもっとも醜いクルマ、第1位は: ポンティアック アズテック
このポンティアックのクロスオーバーSUVは2001年から2005年の間に生産販売された。「一番強烈な印象を与える」のはフロントとリアで、諸悪の根源以外のなにものでもない。しかし、決してアズテックをあざ笑うことはできない。それは2008年からずっと、「画期的に酷いクルマシリーズ」で、絶対的カルトモデルに選ばれ続けているからだ(笑)。