【このクルマなんぼ?】プラスチックボディのクラシックモデルは安いのか? 歴史的なプラスチック車×7台を紹介!
2023年5月18日
これらのプラスチック製ボディのクラシックカーは安く購入できる。特に歴史的なプラスチック車の希少性は高いが、幸いなことに、価格についてはその逆が多い。ドイツのクラシックカーのモデルのような例外もあるが・・・。
プラスチックボディの量産車は、アメリカで初めて作られた。ドイツのDKW(デー カー ヴェー)社は、第二次世界大戦前にすでにフェノールを含浸させたプレスボードを使ったボディをテストしていた。しかし、1952年から、かなりの台数が販売されたのは、アメリカのロードスター、ウッディル ワイルドファイアだけであった。グラスファイバーのボディを備えていた。
プラスチック時代の他のパイオニアは、カイザー ダリン(1953年)と、アメリカで最も成功したスポーツカーとして最も注目されているコルベットである。「プラスチック車のエキゾチックな割合は高い」と、市場観察会社「クラシック データ」のマリウス ブルーネは言う。
多くのプラスチック製オールディーズカーは生き残っていない
近年、多くのクラシックカー愛好家がメインストリーム以外のモデルに目を向けているが、そんな中でも、プラスチック製のクラシックカーの多くは、手頃な価格を維持していると、彼は言う。例えば、イギリスのリライアント シミターGTE(Reliant Scimitar GTE)は、レーシーなシューティングブレークのボディとレンチに優しいフォードV6テクノロジーの組み合わせが、1万ユーロ(約150万円)以下で手に入るのだ。
市場分析: プラスチック製クラッシック
フランスのバンのパイオニア、「ルノー エスパス(1984年製)」も、コンディション3で6,000ユーロ(約90万円)からと、決して安くはないが、その「生存率」の低さから、入手が非常に困難である。ドイツ初のGRP車、経済の奇跡のミゼット、「ヴィクトリア スパッツ(1956-58年、コンディション2で17,300ユーロ=約260万円、コンディション3で11,400ユーロ=約170万円)を熱望する人は、長い時間をかけて探す覚悟が必要となる。
トラビーの価格は高騰している
旧東ドイツのプラスチック製の有名車、トラビー(トラバント)は特に手に入りやすい。しかし、かつて不人気だったドイツ民主共和国の小型車の価格は急上昇しており、コレクターズコンディションの2ストローク車601台は、現在7,000ユーロ(約105万円)近い価格で取引されている。1980年代半ばに8,500マルク(約64万円)で売られていた車としては、悪くない。しかし、ドイツ民主共和国のマルクだ!
見かけの矛盾: 1990年以降、フォルクスワーゲンとの提携により、ドイツ民主共和国の伝説の生産が終了する前の最後のモデルバリエーションである、「ポロ4ストローク」搭載のトラビーの「1.1」は、目に見えて需要が少なく、38,000台以上製造されたにもかかわらず、現在も存在するのは1,000台強に過ぎない。しかし、「1.1」は、数百万台が製造され、4万台近くがまだ道路を走っている2ストローク車よりも、平均3,500ユーロ(約52万円)も安く買うことができるのだ。
Text: Martin Puthz