EVでなくたってオーケー! リーズナブルな価格で環境にやさしく最も経済的な5台 そのうちの4台は当然(?)日本車だ!
2023年5月6日
特に経済的な車×5台。そのうちの4台は日本車だ!25,000ユーロ(約370万円)以下で最も経済的な5台のガソリンエンジン搭載車。
ガソリンタンク1回分の充填が財布を圧迫する昨今。そんな時代だからこそ、100kmあたりのガソリン消費量が5リッター以下のクルマを欲しがらない人はいないだろう。我々は、経済的で安価に運転できるガソリン車5台をリストアップしてみた。
ホンダ ジャズ: 100kmあたり3.6リッター
いまだに「ホンダ ジャズ」を純燃焼エンジンと結びつけている人は、間違いなく誤解している。なぜなら、この小型車はハイブリッドドライブでしか走らないからだ。しかも、メーカーによれば、100km走行あたり3.6リッター(リッターあたり27.7km)という驚異的な消費量を実現しているのだ!
「ジャズ」のデータシートには、システム出力109馬力、最大トルク253Nmが記載されている。0-100km/h加速は9.4秒、最高速度は175km/hに達するモダンなスモールカーだ。
ベース価格は26,500ユーロ(約390万円)だ。価格的には、ホンダは「ルノー クリオE-TECHフルハイブリッド」とほぼ同列だ。
トヨタ ヤリス ハイブリッド: 100キロメートルあたり3.8リッター
100kmあたり、わずか3.8リッター(リッターあたり26.3km)のガソリンの消費量を実現するのは並大抵ではない。しかし、「トヨタ ヤリス ハイブリッド1.5」がそれを可能にしている。この小型車のガソリン車のみのバージョンは、最低でも17,800ユーロ(約262万円)、ハイブリッドモデルのエントリー価格は20,050ユーロ(約295万円)に上昇する。それでも非常にリーズナブルな価格でお買い得だ。
システム出力は116馬力である。車重1090kgの「ヤリス」は、停止状態から9.7秒で100km/hに到達する。最高速度は175km/hである。
マツダ2ハイブリッド:100km走行あたり4.4リッター
ご存じだっただろうか?「マツダ2ハイブリッド」は、「トヨタ ヤリス ハイブリッド」のバッジエンジニアリングだ。ロゴが違うだけで、事実上同じクルマなのだ。
両モデルとも、ヴァランシエンヌ(フランス)のトヨタ工場で生産されている。そのため、メーカーによれば、「マツダ2ハイブリッド」も、100kmあたり3.8リッター(リッターあたり26.3km)の燃費を達成している。また、システム出力116馬力、最高速度175km/hというのも同じだ。
実は、コスト面では、わずかな違いがある。ベース価格が23,190ユーロ(約342万円)の「マツダ2ハイブリッド」は、その双子の兄弟よりもわずかに高価なのだ。
ルノー クリオE-TECHフルハイブリッド: 100kmあたり4.2リッター
このリストの4位には、フランス製ハイブリッドカーがランクインしている。「ルノー クリオE-TECHフルハイブリッド」だ。メーカーによれば、この小さなルノーは、「トヨタ ヤリス ハイブリッド」や「マツダ2ハイブリッド」よりも、わずかに消費量が多く、100kmあたり4.2リッター(リッターあたり23.8km)だ。
その代わり、システムパワーも高くなっている。クリオでは143馬力、最大トルク148Nm。最高速度も180km/hである。
ハイブリッドフレンチマンの価格は、23,950ユーロ(約354万円)から。最も高価なモデルは、クリオE-TECH engineered」で、最低でも28,750ユーロ(約425万円)で、ベーシックモデルと異なるのは装備だけだ。
スズキ スイフト デュアルジェット ハイブリッド: 100kmあたり4.7リッター
「スズキ スイフト デュアルジェット ハイブリッド」の基本仕様は、前輪駆動、マニュアル5速ギアボックス、83馬力の1.2リッターガソリンエンジンをボンネットに搭載してスタートする。
メーカーによれば、ガソリン消費量は100kmあたり4.7リッター(リッターあたり21.2km)だ。このモデルのエントリーレベルの価格は、非常にリーズナブルな17,640ユーロ(約260万円)というものだ。マニュアルトランスミッションの代わりに、オートマチックギアボックスを選択した場合には、より高価(20,440ユーロ=約300万円)になる。また、前輪駆動ではなく全輪駆動を選択した場合には、ほんの少しだが、さらに高価(20,540ユーロ=約302万円)になる。
いうまでもなく、この5台は、日常生活の足として、最適な5台だ。
Text: Kim-Sarah Biehl