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【動画付き】はい このGT-R(R35) 22万5千キロ以上走ってます そして今も毎日活躍しています

2020年5月16日

走行距離の王様としてのニッサンGT-R このGT-Rは22.5万km走った。

ニッサンGT-Rがスーパーアスリートであることを、このGT-Rが証明している。11年間で225,000kmの走行距離を記録しているからだ。それも新車当時のブレーキディスクのままで!

20万キロ以上という走行距離は、決してそれ自体がセンセーションではない。しかしそれがスーパースポーツカーとなると話は別だ。あるアメリカ人オーナーは、ニッサンGT-R(R35)を日常の足として使っている。彼は2009年にGT-Rを新車で購入し、今日にいたるまでに14万マイル(22万5千キロに相当)を走行している。これは世界で最も有名なGT-Rのひとつになるはずだ。「EatSleepDrive」がYouTubeの動画で紹介しているように、今も毎日非常に元気に走っている。むろん11年の間にGT-Rになにもおこらなかったわけではなく、ギアボックスにトラブルが発生したが、それも修理された今は再び以前と同じように健康に走ることができる。

90,000マイル(14万5000kmに相当)走行後のトランスミッションセンサー不良

外側を詳細に調べても、GT-Rにはわずかな使用痕しか見受けられない。日常的に使用されていた日本製スーパースポーツカーの痕跡は石のカケラ等によって生じたわずかなキズのみで、ボンネットは透明なフィルムで飛散してくるカケラから保護されている。コックピットは、11年経って、深刻なダメージを受けている。所々でソフトペイントが剥がれ、ギアレバーのクロームも剥がれている。だがシートとステアリングホイールの耐久性は優れているし、燃費の点でも今のところ変化はなく大きな問題はない。

しかしギアボックスについては、今までまったく問題なし、とは言えない。一般的にGT-Rのドライブトレーンの弱点とされており、もともと脆弱なのだ。このGT-Rも例外ではなく、約9万マイル(145,000km)走行したところでギアボックスが緊急モードになってしまった(つまり、低速でとろとろ走るだけになってしまったということ)。ニッサンの正規ディーラーでは当初、修理ではなくアッセンブリー交換を勧められ、費用として2万ドル(約220万円)を要求された。2万ドルは高額すぎるため、オーナーはGT-Rをトランスミッションの専門家のもとに持って行った。そこで、欠陥センサーがエラーの原因であることが判明した。

柔らかいラッカーが数箇所で傷んでいる。決して良い状態とは言えないが、走行距離を考えれば普通だ。

ブレーキディスクは一度も交換されていない

オーナーは新品のセンサーに加えて、念のためにトランスミッションも強化した。このための費用は約6000ユーロ(約72万円)で、それ以来、オーナーは平和な日々を送っている。それとは別に、この485馬力のクーペに必要なのは、オーナー自身が行う定期的な点検とメンテナンスだけだった。3万キロごとにデフとトランスミッションオイルを交換。それ以外は定期的に新鮮なオイルと新しいスパークプラグに交換され、今に至っている。

レーストラックには、足を踏み入れたことはない。それが理由なのかもしれないが、驚くべき事実は、225,000キロを走行したにもかかわらず、GT-Rのブレーキディスクは納車された時のセットのままで、今も活躍しているというのだ!したがって、デイリードライバーとしてのスーパースポーツカーは、必ずしも金食い虫というわけではない。

GT-Rにとって14万マイル(22万5千キロ)は大した問題ではないが、それだけ走っているGT-Rオーナーはほとんどいないだろう。

YouTube動画で、車内外の詳細な説明も、走りもフルで観られる。わかりやすい英語での解説だ。ただし、長さは19分30秒もある。22万5千キロ分の愛情故の長さと考えてほしい。

Text: Moritz Doka