【ニューモデル速報】748馬力のもっともパワフルなBMWモデル スーパーSUV BMW XMラベル レッド登場! 全情報!
2023年4月25日
歴代のシリーズプロダクションBMWの中で最もパワフルなSUV登場。BMW XM ラベル レッドで、ミュンヘンのメーカーは電動化されたスーパーSUVを発表する。パフォーマンスブランドは、かつてないほど強力な存在となった。
748馬力という驚異的なパワー、1000Nmという最大トルク、そのすべてをSUVで! 「XM ラベル レッド」によって、BMWはブランドで最もパワフルな市販モデルを実現する – そして、早ければ2023年8月に生産が開始される予定だ。
テクニカルデータ
「XM ラベル レッド」が純粋な電気自動車になることを恐れていた人たちは、もう安心していい。なぜなら、BMWは、最大585馬力を発生するV8を新型「XM ラベル レッド」に搭載することを決めた。しかし、残りのパワーは電動モーターを経由して発揮される。こうして最大748馬力という峻烈なパワーが生み出されるのだ。
「XM」の前トップモデルと比較すると、トルクも大きく向上しており、200Nmの増加、つまり最大1000Nmを超える。このBMWのトルクは5600rpmでそのピークに達する。この巨大なパワーは、「XMラベル レッド」では4つのホイールを介してアスファルトに伝達される。
もちろん、それだけではない。BMW M部門は、このスーパーSUVを作り上げるために、数々の調整を施してきた。そのいくつかを紹介する。電動ディバーターエアバルブ付きターボチャージャー、強化されたクランクシャフトドライブ、オイル潤滑システムの改善、そして8速Mステップトロニックトランスミッションなどがそれだ。
電気駆動
BMWによれば、「XM ラベル レッド」では、自発的なパワー展開とダイレクトなレスポンスに重点を置くという。最高速度は当初250km/hに達するが、Mドライバーズパッケージを装着すれば290km/hまで引き上げることが可能だ。そして、スプリントタイムもなかなか立派なものだ: 停止状態から100km/hに達するまでの時間は、わずか3.9秒だという。
しかし、この「XM」は静粛性も兼ね備えている!なぜなら、140km/hまでは純粋な電気駆動モードが可能だからだ。そして、75~83kmの距離をただひたすら電気のみで走り続けることができる – V8はその間、しばらく休憩を取ることになる。
BMWは、電気自動車による走行が静かすぎないように、映画音楽の作曲家、ハンス ジマーと共同で「IconicSounds Electric」を開発した。しかし、期待を膨らませる前に: 「ラベル レッド」は、「ライオン キング」や「パイレーツ オブ カリビアン」のようなサウンドを奏でることはないだろう。
また、BMWは、バッテリーの冷却など充電のための最適化を行いながら、ゼロから100%まで、わずか4.25時間で充電できることを約束している。
トラクション、アジリティ(敏捷性)、スタビリティが一体となり、パワーを理にかなった形で路面に伝え、最大限の楽しさを引き出してくれる。とりわけ、リアアクスルトランスミッションの電子式ディファレンシャルロックを通して。さらに、Mサスペンション、電子制御式ショックアブソーバー、スポーツブレーキシステム(フロントに6ピストン固定キャリパーブレーキ、リアに1ピストンフィストキャリパーブレーキ)、インテグラルアクティブステアリングが備わっている。
デザイン
そのデザインは、通常の「XM」と同様に、多くの人の目を引くものだ。しかし、「ラベル レッド」はさらにその上を行く。フローズンカーボンブラックメタリックを採用した、このモデルならではのカラーリング。しかし、もちろんそれだけではこのモデルにはふさわしくない。深みのあるブラックとは対照的に、このSUVには鮮やかなレッドのディテールが施されている。例えば、ラジエーターグリルの周囲やサイドのデコラティブストライプなどだ。
しかしもちろん、これは基本的なデザインを説明したものに過ぎない。8種類の塗装仕上げと、50種類以上の特別塗装仕上げが用意されている。「XM ラベル レッド」の受注開始時には、より詳細なイメージを伝えるためのコンフィギュレーターが用意される予定だ。
インテリア
乗り込んだら、その素晴らしさを忘れてしまわないように、デザイン言語も贅を尽くしている。
インテリアも、ブラックとレッドのエレメントで占められている。カーボンのディテールや、「1 of 500」と刻まれたエンブレムも見逃せない。
価格:
このM-SUVは、500台という少ない生産台数に限定されている。そして、203,000ユーロ(約3,000万円)というベース価格にもかかわらず、「XM ラベル レッド」は、すぐに熱狂的なファンやバイヤーを見つけることができるはずだ。
Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: BMW Group