2028年に登場予定のVWゴルフ9は電気自動車のID.Golfに、ゴルフ8は最後の内燃機搭載ゴルフとなる
2023年4月20日
さよなら燃焼エンジン、次のVWゴルフは電気自動車になる。したがってゴルフ8は、最後の内燃機搭載ゴルフとなる。そして今、VWブランドのボス、トーマス シェーファーは、後継車は完全な電気自動車になると発表した。
ゴルフはすでに8世代目に突入している。しかし、現行モデルの終了に伴い、ヴォルフスブルグのメーカーはコンパクトカーに搭載される内燃エンジンに別れを告げようとしている。メディアの報道によれば、VWのブランドボスである、トーマス シェーファーは、後継モデルには完全な電気駆動装置を搭載すると発表したとされる。
「特にゴルフは、その遺伝子を受け継ぐものでなければなりません」。シェーファーは、「Automobilwoche」の取材に対し、「私たちはそのような間違いを犯しません」と強調した。これは、早ければ2028年から、新しい「SSP」車両プラットフォームで可能となる。
状況を整理すると、2014年から2020年にかけて、VWは第7世代のゴルフにも電気駆動(e-Golf)を提供した。2020年にはID.3が登場し、「e-Golf」の後継というより、「Golf Plus」、つまり「ゴルフ」のバンのようなバージョンとして認識されることが多かった。しかし、今度は、「ID.Golf」として復活する可能性がある。
VWの新型ブリ、「ID.Buzz」が示すように、すべてのモデルの名前に数字が必要なわけではない。「ゴルフやGTIのような象徴的なブランドネームがあります」。VWのブランドボスであるトーマス シェーファーは、「Autocar」誌にそう語っている。「それらを死なせてしまうのは、クレイジーなことです。だから、将来的にはID.Golfもあり得るのです」、と。
2028年に期待されるゴルフ8の後継モデル
8代目「ゴルフ」は、2019年末から販売店での販売が開始されている。それに伴い、2028年から後継モデルが登場する予定だ。さらに、ヴォルフスブルクのメーカーは、25,000ユーロ(約370万円)以下の、手頃な電気自動車「ID.2all」を発表し、20,000ユーロ(約296万円)以下の手頃な電気自動車も続く – おそらく「ID.1」の名で登場する予定である。
Text: Sebastian Friemel
Photo: Olaf Itrich