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【このクルマなんぼ?】メルセデス・ベンツ420SEC ブルーノ サッコのデザインしたベンツらしい超クールなSクラスクーペの値段とは?

2023年3月25日

超クールなメルセデスSクラスクーペが現在販売されている。AMGホイール、アイバッハサスペンション、クラシックカーライセンス承認を受けたW126シリーズのメルセデス・ベンツ420SECがeBayに出品されている。ブラック/ブラックのカラーコンビネーションは、218馬力のV8ダイムラーに完璧にマッチしている。

1987年に発売された「W126」シリーズのこの信じられないほど格好良い「メルセデス・ベンツ420SEC」は、現在eBayで、28,000ユーロ(約400万円)で提供されている。これはいくつかの理由でエキサイティングなことだ。

1979年から1991年まで製造された2代目「メルセデスSクラス」は、デザイナーであるブルーノ サッコにとって、非常に良い結果となり、メルセデス愛好家は、製造から30年以上経った今でも、1980年代のエグゼクティブベンツを購入し運転することに喜びを感じている。

この広告でまず目につくのは、写真である。すでに象徴的なラインを持つダイムラーが、巧みなチューニングによってさらに強調されているのである。もちろん、クルマの改造は好みの問題である。しかし、このベンツには、太いタイヤとローダウンがよく似合う。しかも、ホイールはAMG製、サスペンションはアイバッハ製と、クオリティも高い。

Sクラス(W126)のラインは象徴的なものだ。ここでは、チューニングによってさらに強調されている。

車検はごく最近取得されたもので、次の検査は2025年3月だ。さらに、このベンツには、最近発行されたばかりのHライセンスプレート(クラシックカーライセンスプレート)がついているのも魅力的だ。装備されているのは、エアコン、ABS、電動シート、サンルーフだ。最初の納車はベルギーだった。走行距離は232,600kmとなっている。

広告のベンツは、一見するととても素敵に見える。もちろん、よく観察してみる必要はある。

メルセデス・ベンツ(W126)について知っておくべきこと

美しい写真だけでなく、この大きなメルセデスは、1987年に製造された、一般的にファーストシリーズよりも成熟しているとされるセカンドシリーズに属している。

420SECは、トップバージョンの560SECに比べると、少しガッツが足らないものの、パワーは十分だ。

「420SEC」は、有名なトップバージョンの「560SEC」に比べると、少しプレステージが劣るかもしれないが、この小さなV8を過小評価してはならない。パワーがあり、最高速度200km/hを割るが、燃料消費は兄貴分より少ない。

「Sクラス W126」は、決して錆とは無縁ではない。ジャッキマウントやリアウィンドウのフレームは、おそらく最もよく知られている箇所だろう。しかし、褐色の疫病は、他のコーナーでも激しくかじられていることがある。電子機器も徹底的にチェックする必要がある。問題が発生すると、多額の費用がかかる可能性があるからだ。

「W126」は、気の弱い人には向かないモデルだ。必要な知識と専門家のサポートがあれば、ボディワークなどのウィークポイントは簡単にマスターすることができる。セカンドシリーズのスペアパーツは、新車とほぼ同じようにすぐに入手できる。そして、ダイムラーは高級車であるため、言うまでもなく小型車と同じ金額で維持することはできないが、その分満足度は高い。

Text: Lars Hänsch-Petersen
Photo: ebay.de/mercedes1960