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M2にコンバーチブル登場? BMWではなくライトウェイトパフォーマンスのチューンナップモデルです

2020年5月6日

BMW M2コンバーチブル: チューニング、ライトウェイトパフォーマンス

BMW M2についにコンバーチブルが誕生? 
残念ながらミュンヘンのBMW本社から生まれたものではない。M235iをベースに、チューナーのライトウェイトパフォーマンスが作ったオープンM2だ。そしてBMW製M2クーペよりも速い

2シリーズでは、BMWはコンパクトなコンバーチブルをラインナップしているが、M2は純粋にスポーツクーペとしてのみの扱いを受けている。したがって、M2で、クーペとコンバーチブルの両方を一度に入手することはミュンヘンではできない。それを解決するのがライトウェイトパフォーマンスだ。フランクフルトの北に位置する小さな町ギーセン近郊のチューナーが、M2コンバーチブルを作り上げたのだ。

純正のM2よりもパワーアップ
オープンなM2のベースになったのは2018年のBMW M235iだ。特に注目すべきはフロントの大きな「本物の」カーボンフロントスポイラーだ。

またライトウェイトパフォーマンスは、技術の面でも譲歩をしたくなかった。したがって、3リッター直列6気筒エンジンに頼るだけでなく、コンパクトなスポーツカーからデフとアクスルを含むM2デュアルクラッチトランスミッションもインストールした。パフォーマンスの面でも、チューナーは上を目指したのである。純正の370馬力の代わりに、ダウンパイプと新しい4本出しのエキゾーストシステムを装備した軽量M2は428馬力を発揮し、そのパワーはBMWが提供するコンペティションモデルと超高価なCSバージョンの間に位置している。オープントップチューニングを施されたM2は、ビルシュタイン製クラブスポーツのシャシーと、305タイヤを装着した21インチホイールによって補完されている。フロントには20インチタイヤが使用されている。加えて、ライトウェイトパフォーマンスは、M4 GTSからABSチューニングをM2コンバーチブルに移植している。内装には、純正のカーボンファイバートリム、アルカンターラ、そしてもちろんMらしいコントラストステッチが採用されている。

それでもこの車には若干の疑問が残る。
本当にライトウェイトパフォーマンスのM2コンバーチブルは、様々な面で実車のM2クーペに追いつくことができるのだろうか?少なくともザクセンリンクでは、このオープンカーはクローズドシリーズの兄弟車より6.5秒もの速いタイムを叩き出している。450馬力のM2 CSでさえ、コンバーチブルに3秒以上も遅れてフィニッシュラインを通過したのだった。そういった性能の面から言えば、十分すぎるほどのパフォーマンスをこの車は持っているといえよう。

ライトウェイトパフォーマンスは、M2の外観だけでなく、テクノロジーの面でも強力なチューニングを施している。

Text: Michael Gebhardt